126-02 雀 |
音 | ジャク | |||||
訓 | すずめ | ||||||
雀の涙 | … | すずめのなみだ | ごくわずかなもののたとえ。 | ||||
燕雀 | … | えんじゃく | ツバメ・スズメのような小さな鳥。小人物にたとえられる。 | ||||
楽屋雀 | … | がくやすずめ | 楽屋に出入りして、芝居や役者の消息に通じている人。芝居通。転じて、社会の内幕に通じている人。 | ||||
孔雀 | … | くじゃく | キジ目キジ科クジャク属2種の鳥の総称。羽が極めて美麗。 | ||||
黄雀 | … | こうじゃく | スズメの異称。 | ||||
雀舌 | … | じゃくぜつ | 茶の若芽のこと。▽柔らかいことから。 | ||||
雀鼠 | … | じゃくそ | すずめと、ねずみ。小さいもののたとえ。ともにうるさいので人が憎みきらうものとされる。 | ||||
雀斑 | … | じゃくはん そばかす |
顔面などに現れる褐色の斑点。 | ||||
雀躍 | … | じゃくやく | すずめがおどるように、こおどりする。非常に喜ぶこと。 | ||||
雀羅 | … | じゃくら | すずめを捕らえるあみ。かすみあみ。 | ||||
竜雀 | … | りゅうじゃく りょうじゃく |
①神馬の名。風をおこすという。 ②昔の名剣の名。 |
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鳥雀 | … | ちょうじゃく | 鳥と雀。また、雀などの小鳥。 | ||||
朱雀 | … | すざく | ①玄武・青竜・白虎(ビャッコ)とともに天の四方をつかさどる四神の一つで、南方の神。 ②「朱雀門」の略。平城京・平安京の大内裏の南面中央にある門。 |
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欣喜雀躍 | … | きんきじゃくやく | 小躍りするように大よろこびする形容。 「雀躍」はスズメが飛びはねることで、小躍りしてよろこぶさま。 |
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鴉雀無声 | … | あじゃくむせい | ひっそりとして、声一つしないこと。静寂なさまをいう。 カラスやスズメなどの鳴き声が聞こえない意から。 |
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雀海に入(い)って蛤(はまぐり)となる | 物事が変化しやすいことのたとえ。 スズメが晩秋に海辺で騒ぐことから、スズメはハマグリになるという古代中国の俗信に基づく。 |
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勧学院の雀は蒙求を囀(さえず)る | ふだん見慣れたり聞き慣れたりしているものはひとりでに覚えるものであるたとえ。 勧学院にとまるスズメは、そこの学生が『蒙求』を読むのを聞き覚えてさえずる意から。「勧学院」は平安時代、藤原(ふじわら)氏の子弟を教育するための学校。「蒙求」は唐の李瀚(リカン)の著。有名な故事逸話を四字句で記し、二つずつ対にして覚えやすくした書。 |
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門前雀羅を張る | 訪問する人もなくさびれている家のたとえ。「雀羅」はスズメを捕らえる網。 訪れる人がないため、門前にはスズメを捕らえる網が張れそうだという意。 |
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燕雀安(いずく)んぞ鴻鵠(こうこく)の志を知らんや | (秦末の陳勝が、若い時に大言を嘲笑されたのに対して言った語) 小人物は大人物の遠大な志を知ることができない。 |
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目を掩いて雀を捕らう | つまらない策を用いて自らを欺くたとえ。事実を直視しないたとえ。 転じて、人に対して自分を欺かず誠実であれという戒め。 ≪故事≫中国、後漢の霊帝の時代、霊帝の後継者をめぐって争いが起きたとき、勢力家の何進(かしん)を部下の陳琳(ちんりん)がいさめて言った言葉から。何進は陳琳の諫言(かんげん)を無視して宦官(かんがん)を誅殺(ちゅうさつ)しようとし、かえって宦官に殺された。 |
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雀百まで踊り忘れず | 幼いときに身につけた習慣や道楽ぐせなどは年をとっても抜けないものだということ。 スズメは死ぬまで踊るように飛び跳ねることから。 |
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雀の千声鶴の一声 | つまらぬ者の千言より、すぐれた人の一言がまさっている。 | ||||||
雀の巣も構うに溜まる | (「構う」は巣を作る意) 雀がわずかなものをくわえて運んでいても、ついには巣を作りあげるように、少しのものも積もり積もれば多くなる。 |
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