01 | コウケイに中たる考えに殆感心した | 肯綮 |
02 | 冬の宵の空にスバルを探す | 昴 |
03 | 大金を手にして一人ホクソエむ | 北叟笑 |
04 | 評判のアンマンを試食する | 餡饅 |
05 | 宣戦の大詔がカンパツされた | 渙発 |
06 | ムシケラ同然に扱われる | 虫螻 |
07 | 大学教授としてのキョウジが傷つく | 矜持 |
08 | ヒンプンたる落花が惜春の情を催す | 繽紛 |
09 | やんややんやとハヤしたてる | 囃 |
10 | 国の中にエンサの声が満ち満ちた | 怨嗟 |
11 | 因習のクビキが自由な行動を妨げる |
頸木 軛 衡 |
12 | 処女作がサクサクたる名声を得た | 嘖嘖 |
13 | トウイスに体を委ねてまどろむ | 籐椅子 |
14 | ロウハチエに老僧の法話を聴く | 臘八会 |
15 | 奴のチョウシュウシャ流に辟易した | 長袖者 |
16 | 禿筆をカして卑見を陳ずる | 呵 |
17 | 出席者にキタンのない意見を促す | 忌憚 |
18 | 己の浅慮を覚りキタンの念を抱く | 愧赧 |
19 | 徐に書帙のコハゼを外す | 鞐 |
20 | 麦酒百万ヘクトリットルを産する | 竡 |