01 | ココの声を上げる | 呱呱 | 赤ん坊が産声をあげる。転じて、子供などが誕生する。 |
02 | 親父の夜歩き、息子のカンキン | 看経 | お経を読むこと。父親が夜遊びをして、そのいっぽう息子がお経を読み仏門に身を寄せるということ。世間一般の常識とかけ離れ、逆であるもののたとえ。 |
03 | キジも鳴かずば撃たれまい | 雉・雉子 | 無用なことを言わなければよいのに、無用なことを言ったばかりに災難を被っている。 |
04 | 相手のないケンカはできぬ | 喧嘩・諠譁 | 喧嘩は相手がなくてはできない。 喧嘩を売られても相手になるなという戒め。 相手なければ訴訟 (そしょう) なし。 |
05 | 医者の薬もサジ加減 | 匙・匕 | 何事もほどよいことが大切だというたとえ。 どんなによい薬でも、分量や調合が適切でないと効きめがない意から。 |
06 | アザミの花も一盛り | 薊 | 器量のよくない女性であっても、年頃になるとそれなりの魅力や色気が出るものだというたとえ。 |
07 | 三十輻イッコクを共にす | 一轂 | 車の三十本の輻(や)は轂(こしき)の空虚な部分に集まっているが、この空虚な部分があってはじめて、車が回転して役に立つということ。 |
08 | 呑舟の魚も水を失えば則ちロウギに制せらる | 螻蟻 | 大人物も、才能にふさわしい地位や役職を与えられなければ、その能力を存分に発揮できず、つまらぬ者に苦しめられることになるというたとえ。 |
09 | カショの国に遊ぶ | 華胥 | 中国古代の伝説の王、黄帝が、夢の中で華胥の国に遊んだという故事から、吉夢または夢のこと。 |
10 | カンナン汝を玉にす | 艱難 | 人は多くの苦しみや困難を経てはじめてりっぱな人間となる意。 |