01 | シノギを削る | 鎬 | 互いの刀の鎬を削り合うようなはげしい斬り合いをする。 転じて、はげしく争う。 |
02 | リンゲン汗のごとし | 綸言 | 皇帝が一旦発した言葉(綸言)は取り消したり訂正することができないという中国歴史上の格言。 |
03 | キンカ一日の栄 | 槿花 | 朝咲いて夕べにはしぼんでしまう槿花は、その華麗な花の美しさも一日のものでしかない。 栄華のはかないことのたとえ。 |
04 | シャショク虚となる | 社稷 | 社稷が祭られず、祭場が荒地になる。 国家が滅びる。 |
05 | 老牛、トクを舐る | 犢 | 親が自身の子を溺愛すること。 「舐」は舐める、「犢」は牛の子のことで、牛が子牛を舐める様子にたとえた言葉。 |
06 | 牛がイナナき馬が吼える | 嘶 | 物事がさかさまで思い通りにいかないことのたとえ。 |
07 | 一髪センキンを引く | 千鈞 | ひとすじの細い髪の毛で千鈞の重さのものを引く。 非常に危険なことをするたとえ。 |
08 | 我が身をツネって人の痛さを知れ | 抓 | 自分の体をつねってみれば、他人が抓られたときの痛みが理解できるように、どんなことでも自分自身の身に引き比べ、人を思いやる心を持つべきだということ。 |
09 | 同じ穴のムジナ | 狢・貉 | 一見関係がないようでも実は同類・仲間であることのたとえ。 多くは悪事を働く者についていう。 |
10 | 目は毫毛を見るもマツゲを見ず | 睫・睫毛 | 目は毛筋ほどのことも見逃さないのに、自分の睫は見ることができないように、他人のことにはよく気がつくが、自分の短所についてはまるきり分からないことをいう。 |