01 | 倹約とリンショクは水仙と葱 | 吝嗇 | 倹約とけちは、見かけはスイセンとネギのように似たところがあるが、実態はまったく異なるものである。 |
02 | 心正しければ則ちボウシ瞭らかなり | 眸子 | 人は表情や声色で飾りたてることができても、心の持ちようは必ず眸(ひとみ)に現れてくる。 |
03 | 我が身をツネって人の痛さを知れ | 抓 | 自分の体をつねってみれば、他人が抓られたときの痛みが理解できるように、どんなことでも自分自身の身に引き比べ、人を思いやる心を持つべきだということ。 |
04 | 機嫌キヅマを取る | 気褄 | 「機嫌を取る」と「褄 (つま) を取る」とを掛けて、口調をよくした言葉。機嫌を取る。 |
05 | サイロウ路に当たる、安んぞ狐狸を問わん | 豺狼 | 大悪人が政治の要路にいる場合、その下の小悪人よりも、まずその大悪人を除かなければならないというたとえ。 |
06 | ココの声を上げる | 呱呱 | 赤ん坊が産声をあげる。転じて、子供などが誕生する。 |
07 | フギョウ天地に愧じず | 俯仰 | かえりみて、自分の心や行動に少しもはじるところがない。 公明正大で心にやましいところがない。 |
08 | キンシツ相和す | 琴瑟 | 琴と瑟との音がよく合う。 夫婦仲が非常によいたとえ。 |
09 | カイドウの睡り未だ足らず | 海棠 | 玄宗皇帝が酔後の楊貴妃を評した言葉から、美人が、眠り足りないときのように、酒に酔って目もとをほんのり赤くしているさまをいう。 |
10 | 積善の家には必ず余慶あり、積不善の家には必ずヨオウあり | 余殃 | 善行をつみ重ねた家には、必ず思いがけないよい事が起こり、幸福になる。 |