01 | シノギを削る | 鎬 | 互いの刀の鎬を削り合うようなはげしい斬り合いをする。 転じて、はげしく争う。 |
02 | ウダツが上がらぬ | 梲・卯建 | 世俗的な意味での出世が中々できない。 金銭的に恵まれる状況にならない。 |
03 | 弱り目にタタり目 | 祟 | 困っているときに、さらに災難が重なること。 不運が重なることのたとえ。 |
04 | キンカ一朝の夢 | 槿花 | 朝咲いて夕べにはしぼんでしまう槿花は、その華麗な花の美しさも一日のものでしかない。 栄華のはかないことのたとえ。 |
05 | 大行はサイキンを顧みず | 細謹 | 大事業をなし遂げるためには、小さな事柄や欠点にこだわらない。 |
06 | クンユウは器を同じくせず | 薫蕕 | 善人と悪人、また、君子と小人とは、同じ場所にいることができないということのたとえ。香りのよい草と悪臭のする草は、同じうつわには入れない。 |
07 | 鬼のカクラン | 霍乱 | 平生頑健な人が珍しく病気にかかることのたとえ。 「霍乱」は日射病のこと。 |
08 | カンナン汝を玉にす | 艱難 | 人は多くの苦しみや困難を経てはじめてりっぱな人間となる意。 |
09 | 立てばシャクヤク座れば牡丹 | 芍薬 | 美しい女性の容姿や立ち居振る舞いを花にたとえて形容する言葉。 |
10 | 九仞の功をイッキに虧く | 一簣 | 高い山を築くのに、最後のもっこ1杯の土が足りないために完成しない。 長い間の努力も最後の少しの過失からだめになってしまうことのたとえ。 |