01 | 牛がイナナき馬が吼える | 嘶 | 物事がさかさまで思い通りにいかないことのたとえ。 |
02 | セイカ丹田に力を入れる | 臍下 | 「臍下丹田」は臍(へそ)のやや下の腹部のことで、そこに力を入れると健康が得られ勇気がわくととされる。 転じて、度胸を据えてどっしり落ち着くことをいう。 |
03 | 師の拠る所ケイキョク生ず | 荊棘 | 師とは軍隊。軍隊が進駐したところは耕地が荒れいばらが生える。 |
04 | 兄弟、牆にセメげども外其のあなどりを禦ぐ | 鬩 | ふだんは兄弟仲が悪くていさかいが絶えないが、ひとたび外部から侮辱や侵略を受けたときは、心を合わせて戦うことをいう。 |
05 | シュクバクを弁ぜず | 菽麦 | 物の区別ができない愚か者のたとえ。 |
06 | コウガイ死に赴くは易く、従容義に就くは難し | 慷慨 | 時勢にに憤慨して死に赴くことは、まだやさしい。 しかし、落ち着いて事の前後を考え、過りなく義に叶う行動をとることはむつかしい。 |
07 | イツボウの争い | 鷸蚌 | 利益をめぐって両者が争っている間に、第三者に利益を横取りされて共倒れに終わってしまう愚かさのたとえ。 |
08 | 三十輻イッコクを共にす。其の無なるに当たりて車の用あり | 一轂 | 車の三十本の輻(や)は轂(こしき)の空虚な部分に集まっているが、この空虚な部分があってはじめて、車が回転して役に立つということ。 |
09 | ホウロク千に槌一つ | 焙(炮)烙 | つまらぬ者がいくら集まっても、一人の優れた者にはかなわないということのたとえ。焙烙はどんなにたくさんあっても、槌一つで全部割られてしまうという意から。 |
10 | 千日のカンバツに一日の洪水 | 旱(干)魃 | 千日も続く日照りと、たった一日ですべてを流してしまう洪水とは、同じくらいの被害をもたらすということ。水害の恐ろしさをいった言葉。 |