01 | ヤスリと薬の飲み違い | 鑢 | 一見すると似ているが、実際はまったく異なることのたとえ。 |
02 | イッサンを博す | 一粲 | 自作の詩文などを贈るときのへりくだった言い方。どうぞお笑いくださいの意。 |
03 | カンカを交える | 干戈 | 「交戦する」という意味。 |
04 | ハクヘキの微瑕 | 白壁 | 玉にわずかなきずがあるように、ほとんど完全なものに少しの欠点があることのたとえ。 |
05 | 藜羹を食らう者はタイロウの滋味を知らず | 太(大)牢 | 粗食に慣れた者にはごちそうの味がわからない。つまらない人間には高尚なことや重大なことは理解できないことのたとえ。 |
06 | 空谷のキョウオン | 跫音 | 予期せぬ喜びのたとえ。 予期せぬ来訪者やうれしい便りがあること。 |
07 | シも舌に及ばず | 駟 | いったん口に出した言葉は、4頭立ての馬車で追いかけても、追いつくことはできない。 言葉は慎むべきであるというたとえ。 |
08 | シトクの愛 | 舐犢 | 親が自身の子を溺愛すること。 「舐」は舐める、「犢」は牛の子のことで、牛が子牛を舐める様子にたとえた言葉。 |
09 | 鳩に三枝の礼あり、烏にハンポの孝あり | 反(返)哺 | 親に対して礼儀と孝行を尽くすこと。 ハトは親と同じ木に止まるときに三本下の枝にとまり、カラスは育ててくれた親の恩に報いるために、えさを運んで口移しにして老いた親に食べさせて養う。 |
10 | テイヨウ籬に触れて其の角を繋ぐ | 羝羊 | 見さかいなく突進して、うまくいかずに進退きわまることのたとえ。 |