問1
01 | かいろう どうけつ | 偕老 | 夫婦の仲がいつまでも良好であること。 「偕老」は夫婦が一緒に年老いていくこと。 「同穴」は同じ墓に入ること。 |
( ? )同穴 | |||
02 | ちくほう しょうも | 竹苞 | 新築の家が完成したことを祝う言葉。 「竹苞」は竹の根のようにしっかりとした下部構造。 「松茂」は松の葉や枝のような上部の造りの見事さをほめ称える言葉。 |
( ? )松茂 | |||
03 | はいりゅう ざんか | 敗柳 | 容姿の美しい女性が老いて、容姿が衰えたことのたとえ。または、不貞な女性や売春婦のたとえ。 中国では美しい女性のことを、柳葉眉や花顔など柳や花にたとえとして使っていて、枯れた柳と咲き終えた花という意味から。 |
( ? )残花 | |||
04 | かいこう へんしょう | 回光 廻光 |
自分本来の姿を振り返り、反省して修行すること。または、日が沈む前に夕日の照り返しで一瞬明るくなるということから、死の間際に息を吹き返すこと。 「回光」と「返照」はどちらも夕日の照り返しや、日の光の反射という意味から。 |
( ? )返照 | |||
05 | かんてん どうち | 撼天 | 目を見張るほど活動が立派なこと。 または、音や声、勢いなどが大きいことのたとえ。 または、世の人々を驚かせる大きな出来事のたとえ。 「撼」は動かすという意味。 |
( ? )動地 | |||
06 | うこ さべん | 左眄 | 右を見たり左を見たりして周りの様子を窺うだけで、すぐに結論を出すことができないこと。 または周りが気になって、決断力が鈍ってしまうこと。 「顧」と「眄」はどちらも周りを窺うこと。 |
右顧( ? ) | |||
07 | ざんぱい れいしゃ | 冷炙 | そっけない扱いをされ、辱めをうけること。 「残杯」は他の人が口をつけて残した酒。 「冷炙」は焼いたあとに冷めた肉。 人の食べ残した飲食物で、もてなしをされる意味。 |
残杯( ? ) | |||
08 | りゅうれん こうぼう | 荒亡 | 家にも帰らず、仕事もせずに酒を飲んだり遊びにふけって無駄に日々を過ごすこと。 「流連」は川遊びや山遊びに夢中になって帰るのを忘れること。 「荒亡」は狩りをしたり、酒を楽しんだりして仕事をしないこと。 |
流連( ? ) | |||
09 | こうしょう きょくく | 棘句 | ひどく読みにくい文章のこと。 または、奇怪で難しい文章のこと。 「鉤章」の「鉤」は釣り針のことで、釣り針のように引っかかりの多い文章のこと。 「棘句」はいばらのようにとげのある句のこと。 |
鉤章( ? ) | |||
10 | しゅうけん ぼうじょ | 茅茹 | 知識と徳の高い賢人たちが互いに力を合わせること。 「衆賢」はたくさんの賢人。 「茅茹」は植物の茅の根が連なり絡まりあっていること。 自身だけが重用されればよいとは考えず、仲間と共にすればよい結果が得られるということ。 |
衆賢( ? ) |
問2
01 | せいせつ ふしょく | すぐれた才能をもつ人物が登用されずにいることのたとえ。 「井渫」の「渫」は水の底にあるごみを取り除くという意味から、「井渫」はきれいな井戸水のこと。 「不食」は飲むためには用いないこと。 ごみなどのないきれいな井戸水があるのに、飲むための水として用いないという意味から。 |
井渫 不食 | ||
02 | ぼうう せんきゅう | 来訪した友人を手厚くもてなすこと。 「冒雨」は雨を冒す、「剪韭」はにらを摘みにいくことで、来訪した客をもてなくために雨の中外に出て、にらを摘み食事をごちそうした故事から。 |
冒雨 剪韭 | ||
03 | ひはつ えいかん | 尋常でなく急ぎ慌てること。 「被髪」は束ねずに乱れた髪の毛。 「纓冠」は冠の紐を結ぶこと。 乱れた髪を整えずにそのまま冠の紐を結ぶという意味。 |
被髪 纓冠 | ||
04 | そうしゅ れんい | 貧しい生活のたとえ。 「簇」と「斂」はどちらも集めるという意味で、「簇酒」は酒を少しずつ集めること、「斂衣」は布の端切れを集めること。 酒好きで貧しい辛洞は、杯に一杯ずつ酒をもらって酒樽にためて飲み、同じく貧しかった伊処士は、布の端切れを集めて縫い合わせて、服を作ったという故事から。 |
簇酒 斂衣 | ||
05 | ふすう じゃくやく | 大いに喜んで小躍りすること。 「鳧趨」は鳥のかもが小走りに走ることで、かもは体を左右に揺らしながら小走りするということから、小躍りする様子のたとえ。 「雀躍」は鳥の雀が踊ること。 |
鳧趨 雀躍 | ||
06 | すうろ いふう | 儒教、儒学のこと。 「鄒」は孟子の、「魯」は孔子の生まれた場所。 「遺風」は後の時代に残っている教え。 孟子と孔子の教えという意味から。 |
鄒魯 遺風 | ||
07 | はつよう とうれい | 手足を上げ地を踏んで、激しい勢いで舞を舞うこと。 「発揚」は盛んにすること。 「蹈」は味踏みする。小躍りすること。 「厲」は激しい、厳しいさまをいう。 |
発揚 蹈厲 | ||
08 | かせい なんし | いつまで待っても実現する見込みのないこと。 「河」は黄河のこと。. 千年に一度しか澄むことがないといわれる黄河の水が澄むのを待つ意から。 |
河清 難俟 |