01 | らんう じゅっすう | 濫竽 | 実際は能力のない者が、いかにも才能があるかのように振る舞い、分ぶん不相応の地位に居座って能力以上の待遇を受けること。 「濫」はみだりに、でまかせにの意。「竽」は笛のこと。「濫竽」は無茶苦茶に笛を吹くこと。「充数」は必要な数を満たす意。 |
( ? )充数 | |||
02 | がふ らいめい | 瓦釜 | 能力のあるものが高い地位につかず、能力のないものが高い地位について威張り散らすことのたとえ。 「瓦釜」は素焼きの釜のことで、人格の低い人のたとえ。 素焼きの安物の釜でものを煮ると、非常に大きな音がするということから。 |
( ? )雷鳴 | |||
03 | げいしょう うい | 霓裳 | 薄い絹などで作った軽やかで美しい女性の衣装のこと。または、楊貴妃が得意とした舞曲の名前。 「霓裳」は虹のように美しいもすそ、「羽衣」は鳥の羽で作った薄くて軽い衣のことで、天人が着て空を飛ぶとされるもの。 |
( ? )羽衣 | |||
04 | ふしゅ ちょうじ | 俛首 | 人の機嫌をとる卑しい態度のこと。 「俛首」は頭を伏せること。 「帖耳」は耳を垂れること。 犬が飼い主に従う様子ということから。 |
( ? )帖耳 | |||
05 | たんし ひょういん | 箪食 | 質素な食事のたとえ。 「箪」は竹でできた容器、わりご。 「瓢」は瓢箪でできた容器、ひさご。 わりご一杯の飯とひさご一杯の汁物だけの食事。 |
( ? )瓢飲 | |||
06 | しっぷう どとう | 怒濤 | 「疾風」は強く速い風、「怒濤」はうねり逆巻く大波のことから、時代や社会の状況が激しく変化することのたとえ。 |
疾風( ? ) | |||
07 | いっき かせい | 呵成 | 途中で休むことなく、一気に文章を書き上げること。 または、休まず一気に物事を仕上げること。 「呵」は息を吹きかけることで、「呵成」は一息で完成するという意味。 |
一気( ? ) | |||
08 | じょうこ しゃそ | 社鼠 | 君主や権力者の威光を笠にきて悪事を働く者のたとえ。 「城狐」は城に住んでいるきつね。 「社鼠」は神社などの社に住んでいるねずみ。 そのような場所に住んでいるねずみやきつねは、悪いことをしても排除するためには、その場所を壊さないといけないので排除が難しいということから。 |
城狐( ? ) | |||
09 | きょくすい りゅうしょう | 流觴 | 曲がりくねっている小さな川の上流に、酒の入った杯を浮かべ、自分の前を流れていってしまう前に詩を作って、杯の酒を飲むという風流な遊びのこと。 「曲水」は曲がりくねっている小川。 「觴」は杯のこと。 |
曲水( ? ) | |||
10 | しょうとう らんがく | 爛額 | 大切なことを忘れて、必要の無いことを重要視すること。または、何かをするときに非常に苦労すること。 「焦頭」は頭を焦がす、「爛額」は額が爛(ただ)れること。 火事の際に消火や救助をしてくれた人には感謝して、防火方法を教えてくれた人には感謝せず、加えて防火もしていなかったという故事から。 |
焦頭( ? ) |