01 | すうえん ふねつ | 趨炎 | その時に権力のあるものにこびへつらうこと。 「趨」は走ること。 「炎」と「熱」は激しい勢いがあるもののたとえ。 勢いのある炎に走って向かい、熱いものにつくということから。 |
( ? )附熱 | |||
02 | ふんしょ こうじゅ | 焚書 | 宗教、言論、学問などを弾圧すること。 「焚書」は書物を燃やすこと。 「坑儒」は儒者を土の中に埋めること。 秦の始皇帝が政治的な批判を避けるために実用書を除いた書物を全て焼けという命令を出し、それに逆らう儒者を生き埋めにしたという故事から。 |
( ? )坑儒 | |||
03 | こうし そうにく | 行尸 | 知識や才能がなく、存在していても全く役に立たない人のこと。 「尸」は死体のこと。 歩く死体と走る肉という意味で、どちらも魂のない肉体だけの存在という意味から。 「行屍走肉」とも書く。 |
( ? )走肉 | |||
04 | へきれき せんでん | 霹靂 | 激しく勢いがあって非常にすばやいことのたとえ。 「霹靂」は前触れもなく急に雷鳴が轟くこと。 「閃電」は雷がきらめくこと。 |
( ? )閃電 | |||
05 | どうぎ きょかつ | 恫疑 | 心の中では怯えながら、相手をおどすこと。 「恫疑」は恐れて迷うこと。 「虚喝」は虚勢をはっておどすこと。こけおどし。 |
( ? )虚喝 | |||
06 | あめい せんそう | 蝉噪 | うるさいだけで役に立たない議論や余計な表現が多い稚拙な文章のこと。 蛙(かえる)や蝉(せみ)の鳴き声は騒がしいだけで役に立たないという意味から。 |
蛙鳴( ? ) | |||
07 | ぶんしつ ひんぴん | 彬彬 | 見た目の美しさと中身の質の釣り合いがとれていること。 「文」は容姿や、立ち居振る舞いのこと。 「質」は実質、本質のこと。 「彬彬」は釣り合いのとれている様子。 |
文質( ? ) | |||
08 | きょくとつ ししん | 徙薪 | 未然に災難を防ぐこと。「突」は煙突のこと。 「徙」は移すこと。場所を変えること。 ある家で、かまどの煙突の近くに薪を積んでいた。 煙突を曲げて、薪をかまどから離れた場所に移動しないと火事になると忠告したが、従わず本当に火事になったという故事から。 |
曲突( ? ) | |||
09 | がんこう じくじ | 忸怩 | 恥ずかしいと深く感じること。 「顔厚」は厚かましいこと。 「忸怩」は自分の行いを恥ずかしいと感じること。 どれだけ厚かましい人でも恥かしいと感じるという意味から。 |
顔厚( ? ) | |||
10 | けんけん ふくよう | 服膺 | 人から教わった事や言葉などを決して忘れることなく、常に心に留めて大切にすること。 「拳拳」は丁寧に両手で捧げるように持つこと。 「服膺」は胸に付けるということから、心に留めるという意味。 |
拳拳( ? ) |