01 | えんがん とうひつ | 燕頷 | 思い切った決意をして志を立てること。 または、文章を書く仕事をやめて、武の道に進むこと。 「燕頷」は燕のような顎という意味で、強く勇ましい人の人相。 「投筆」は筆を捨てること。 中国の後漢の班超は、筆書の仕事をしていたが、武功を上げたいと思い、筆書の仕事を止めて武将になったという故事から。 |
( ? )投筆 | |||
02 | けいちょう ふはく | 軽佻 軽窕 |
言動に思慮が足りず、気持ちが浮ついている様子。 または、信念がなく、言動が軽率で周りに流されやすいこと。 「軽佻」はよく考えずに発言したり行動したりすること。 「浮薄」は気持ちに落ち着きがないこと。 |
( ? )浮薄 | |||
03 | けんれん かいかく | 牽攣 | 心はお互いに惹かれあっていても、遠くに離れていること。 「牽攣」はお互いに心が惹かれあうこと。 「乖隔」は遠く離れていること。 中国の唐の詩人の白居易が友人へ贈ったとされる手紙から。 |
( ? )乖隔 | |||
04 | おうあ ちょうたつ | 嘔啞 | 洗練されていない、調子の狂った乱雑な音のこと。 また、小さな子どもたちが、やかましく騒ぎ立てている声のこと。 |
( ? )嘲哳 | |||
05 | えんぶ しゅうぶん | 偃武 | 世が平和で穏やかなこと。 「偃武」は戦を止めて武具を片付けること。 「修文」は学問を修めること。 |
( ? )修文 | |||
06 | はんぶん じょくれい | 縟礼 | 形式や規則、礼儀、手続きが複雑で面倒くさいこと。 「縟礼」は複雑で分かりづらい礼儀や作法のこと。 |
繁文( ? ) | |||
07 | ぞうじ てんぱい | 顛沛 | 忙しくて慌ただしい時。または、ごく短い時間のこと。 「造次」は慌ただしい時。とっさの場合。 「顛沛」はつまずいて転ぶことから、ごく短い時間のたとえ。 |
造次( ? ) | |||
08 | ぼうおく さいてん | 采椽 採椽 |
飾り気のない素朴な家のこと。 「茅屋」はかやぶきの屋根。 「采椽」は手を加えていない切り出しただけの材木のこと。 |
茅屋( ? ) | |||
09 | せんぼう しさ | 咨嗟 | 仰ぎ見て、その良さを羨み、ため息をつくこと。 「瞻望」は仰ぎ見て尊敬すること。 「咨嗟」はため息をつくこと。 |
瞻望( ? ) | |||
10 | とうり せいけい | 成蹊 | 徳がある人物には、その人を慕って自然と人が集まるということ。「蹊」は狭い道、小道。 桃やすももの花は美しく、実はおいしいために自然と人が集まり、道が出来るということから。 |
桃李( ? ) |