01 | ねんげ みしょう | 拈華 拈花 |
言葉を使うことなく、心から心へと通じ合うこと。 釈迦が花を指でつねったところ、弟子の中で迦葉だけが意味を理解して微笑したので、釈迦は迦葉に仏法の奥義を授けたという故事から。 |
( ? )微笑 | |||
02 | えいしょ えんせつ | 郢書 | 関連のない物事を無理に関連付けて説明すること。 郢の人が燕の大臣に手紙を書いたときに、周りが暗かったので「燭を挙げよ」と言うと、その言葉を書記がそのまま手紙に書いてしまった。 これを読んだ燕の大臣が「賢人を登用せよ」という意味だと無理矢理解釈して王に進言して実行すると国がよく治まったという故事から。 |
( ? )燕説 | |||
03 | はつらん はんせい | 撥乱 | 乱世を治めて世の中を平和な世界にすること。 「撥乱」は乱世を治めること。 「反正」は乱世になる前の平和な世に戻すこと。 |
( ? )反正 | |||
04 | がんぽ こふく | 含哺 | 人々が豊かな生活をして、平和な世の中を楽しむこと。 「含哺」は口に食べ物を含むこと。 「鼓腹」は腹鼓を打つこと。 満腹になって満たされている様子から。 |
( ? )鼓腹 | |||
05 | おうあ ちょうたつ | 嘔啞 | 洗練されていない、調子の狂った乱雑な音のこと。 また、小さな子どもたちが、やかましく騒ぎ立てている声のこと。 |
( ? )嘲哳 | |||
06 | せんちん おんきん | 温衾 | 両親を大切にすること。 夏は親の枕元で、扇で扇いで涼しくして、冬は自分の体温で親の布団を温めて、親が過ごしやすいようにするということから。 |
扇枕( ? ) | |||
07 | そうよう きび | 驥尾 | 普通の人でも賢者の指示に従って行動すれば、功績をあげることが出来るということ。 「蒼蠅」は青ばえ。 |
蒼蠅( ? ) | |||
08 | いきん しょうけい | 尚絅 | 才能や徳を見せ付けないように隠すこと。 「錦」は金や銀などの糸で織り込んだ美しい絹織物、「尚」は上に重ねること、「絅」は薄いうちかけのこと。 錦を見せ付けないように上から重ね着するという意味で、才能や徳などを誇示することへの戒め。 |
衣錦( ? ) | |||
09 | かいてい ろうげつ | 撈月 | 実現不可能なことに労力を費やして無駄に終わることのたとえ。海面に映っている月をすくい上げようとするという意味から。 「撈月」は水中から月をすくい上げること。 |
海底( ? ) | |||
10 | だんがん こくし | 黒子 黒痣 |
非常に狭い土地のたとえ。 「弾丸」は小さな鳥を捕獲するために使う弾き弓の小さな玉。「黒子」はほくろ。 弾き弓の玉や、ほくろのような土地という意味から。 |
弾丸( ? ) |