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漢字検定1級過去問 平成28年度【第1回】 四字熟語

問1

 

01 りょうじょう こし 竜驤 活気に溢れていて、勢いのある様子を世の中に示して威圧すること。
竜は空に躍り上がり、虎は獲物を睨むという意味から。
( ? )虎視
02 ちんか たいたん 枕戈 いつでも戦いができるように準備を怠らないこと。
「戈」はほこ、武器のこと。「旦」は夜明け。
武器を枕にして、いつでも戦える状態を保って夜明けを待つという意味から。
( ? )待旦
03 ちっきょ へいそく 蟄居 外出せず家の中で息をひそめて隠れていること。
また、外出を禁止して謹慎させた江戸時代の刑罰のこと。
「蟄居」は”虫が地中にこもる”という意味から、息をひそめて家にこもること。
「屏息」は息をひそめて隠れるという意味。
( ? )屏息
04 ていじ めんめい 提耳 細かいところまで行き届いた丁寧な説明をして、理解できるように説き聞かせること。
「提耳」は耳を引いて寄せること。
「面命」は向かい合って説き聞かせること。
( ? )面命
05 あゆ ついしょう 阿諛 相手に気に入られるために、お世辞を言ったり相手の言うことに従ったりして機嫌を取ること。
「阿諛」は気に入られるために機嫌を取ること。
「追従」は逆らわず言うとおりに従うこと。
( ? )追従
06 めんせつ ていそう 廷諍
廷争
朝廷の君主の面前でおじけづくことなく、面と向かって相手の罪を公然と諫めること。
「面折」は面と向かって責めること。
「廷諍」は朝廷の君主の前で争論すること。
面折( ? )
07 はつぼく りんり 淋漓 筆に墨をたくさん含ませて、勢いよく雲や煙などの風情のある様子を描くこと。
「溌墨」は水墨山水画の技法の一つで、墨の濃淡の変化を使い、明暗を表現したり、墨をはね散らしたりして表現する画風。
「淋漓」は勢いがあふれ出ている様子。
潑墨( ? )
08 いちぼう むぎん 無垠 一目ではるかかなたまで広々と見渡せること。
広々と見晴らしの良い景色をいう。
「垠」は地の果てのこと。
「一望垠(はて)は無し」とも読む。
一望( ? )
09 ささい さいじ 細膩 情や心遣いが隅々まで行き届いていること。
「瑣砕」は細かく砕くということから、心を細かく砕くという意味。
「細膩」はきめ細かくなめらかなこと。または、丁寧で行き届いていること。
瑣砕( ? )
10 しゅれん へきごう 璧合 才能のある多くの人材が一つのところに集まること。
または、結婚を祝う言葉。
たくさんの宝石が連なりあうという意味から。
珠聯( ? )

 

問2

 

01 もんこう てんあい 門の前などに大勢の人が集まることの形容。
「門巷」は門や門の前にある小道。
「填隘」はふさがって狭くなるという意味で、人が多くて道が通れないということから。
門巷 填隘
02 かんかん しょきゅう 夫婦の仲がよいこと。「関関」は鳥がむつまじく鳴く声のたとえ。「雎鳩」は水鳥のみさごの別名。
みさごのつがいが、仲良く和らいで鳴き交わしているということから。
関関 雎鳩
03 れいじょう いたい 飾り気が無く、慎ましいことのたとえ。
「藜杖」はあかざの杖、「韋帯」はなめし皮の帯のことで、どちらも質素なものという意味から。
藜杖 韋帯
04 どうだ けいきょく 国が滅ぼされることを嘆くことのたとえ。
中国、晋の索靖は、国が乱れることを予知し、「宮門に飾ったラクダの像も、やがて荒れ果てたいばらの中に埋もれるだろう」と嘆いたという故事から。
銅駝 荊棘
05 はくゆ きゅうじょう 両親が年をとって衰えたことに気がつき、悲しむこと。
「伯兪」は中国の漢の時代の人の名前。
「杖」は鞭のこと。
親孝行で知られていた伯兪は、過ちの罰として母親に鞭でたたかれたが、少しも痛みを感じなかったことに母親が老いて衰えたことを感じて泣いたという故事から。
伯兪 泣杖
06 ふすう じゃくやく 大いに喜んで小躍りすること。
「鳧趨」は鳥のかもが小走りに走ることで、かもは体を左右に揺らしながら小走りするということから、小躍りする様子のたとえ。
「雀躍」は鳥の雀が踊ること。
鳧趨 雀躍
07 しょうけい どうおん 人がお互いに心を合わせて仲良くすることのたとえ。
「笙磬」は管楽器と打楽器。
「同音」はいろいろな種類の楽器を一斉に演奏して、美しい音を奏でるということ。
笙磬 同音
08 おうり けいけい 見識が狭く世間の事情がわからない人のたとえ。
「甕裡」は甕(かめ)の中のこと。
「醯鶏」は酢や酒にわく小さな羽虫のこと。
孔子老子に面会した後に弟子に向かって「私は甕にわく羽虫のようなものだ。老子が甕の蓋を開いて外に出したくれたおかげで、天地の大全を知ることができた。」といった故事から。
甕裡 醯鶏

 

 

 


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