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漢字検定1級過去問 平成29年度【第3回】 四字熟語

問1

 

01 きんこん いちばん 緊褌 気持ちを引き締めて、油断せずに物事に向かうこと。
「緊褌」はふんどしを引き締めること。
「一番」は重要な場面のこと。
難しいことや大勝負の前の心構えをいう言葉。
( ? )一番
02 ろうじん すいえい 鏤塵 無意味な努力のこと。または、やっても充実感がないことのたとえ。
塵に刻み目を入れようとしたり、影を吹き飛ばそうとしたりすることから。
( ? )吹影
03 たんぷ じゅんざい 貪夫 欲深い人は金銭のために命を捨てるということ。
「貪夫」は強欲な人。
「徇財」は命を捨ててでも、金を欲しがるという意味。
( ? )徇財
04 しれつ はっし 眥裂 激怒する様子。
「眥裂」は眼を大きく見開くこと。
「髪指」は髪の毛が逆立つこと。
( ? )髪指
05 うこう しゅんすう 禹行 見た目を真似しているだけで中身が伴っていないこと。
または、聖人の動きを真似しているだけで聖人のような徳はないこと。
( ? )舜趨
06 けっか ふざ 趺坐 仏教で修行の時に行われる座り方。
「跏」は足の裏、「趺」は足の甲。
主に禅宗の座禅を行う時の座法で、左の股の付け根に右の足の甲を、右の股の付け根に左の足の甲を付けて、足の裏が上に向くように組む座法。
結跏( ? )
07 きょくすい りゅうしょう 流觴 曲がりくねっている小さな川の上流に、酒の入った杯を浮かべ、自分の前を流れていってしまう前に詩を作って、杯の酒を飲むという風流な遊びのこと。
「曲水」は曲がりくねっている小川。
「觴」は杯のこと。
曲水( ? )
08 じつげつ ゆまい 逾邁 月日が過ぎていくこと。または、驚くほどはやく老いていくこと。
「日月」は時、時間のこと。
「逾邁」は経過するや、過ぎていくという意味。
日月( ? )
09 しょうい かんしょく 旰食 夜がまだ明けきらぬうちに起きて衣服を着け、夜遅く食事をとること。天子が政治に精励することをいう。
略して「宵旰しょうかん」とも言う。
宵衣( ? )
10 きいん せいどう 生動 絵画や書画などの芸術作品に、生き生きとした気品や高貴な風格が感じられること。
「気韻」は気品、風格のある味わい。
「生動」は芸術品が生き生きとしていて動き出しそうに見えること。
気韻( ? )

 

 

問2

 

01 しょうけい どうおん 人がお互いに心を合わせて仲良くすることのたとえ。
「笙磬」は管楽器と打楽器。
「同音」はいろいろな種類の楽器を一斉に演奏して、美しい音を奏でるということ。
笙磬 同音
02 ふか はんたく 船を住居にして水上で生活すること。または、漂泊して生活するという意味から、一定の住居に留まらない隠者の生活のこと。
「泛宅」は水の上に浮いている家ということから、船のこと。
浮家 泛宅
03 わこう あんばい 主君を補佐してうまく国を治める有能な大臣や宰相のこと。
「和羹」は様々な材料や調味料を合わせて作る吸い物のこと。
「塩梅」は塩と梅酢のこと。
国政の執行を塩と梅酢を程よく加えて美味しく仕上げる吸い物にたとえたもの。
和羹 塩梅
04 うんう ふざん 男女の交わり、情交のたとえ。「雲雨」は雲と雨のこと。
「巫山」は中国の四川省湖北省の間にある、女神が住んでいたとされる山のこと。
中国の戦国時代の楚の懐王が昼寝をした際、夢の中で巫山の女神と情交を結んだ。別れ際に女神が「朝には雲となって、夕方には雨となってここに参ります」と言ったという故事から。
雲雨 巫山
05 ぼうび こうはつ 老人を言い表す言葉。
「尨」は白髪混じりという意味。
「皓」は色が白いという意味。
髪や眉に白い毛が混じるという意味から。
尨眉 皓髪
06 しゅうけん ぼうじょ 知識と徳の高い賢人たちが互いに力を合わせること。
「衆賢」はたくさんの賢人。
「茅茹」は植物の茅の根が連なり絡まりあっていること。
自身だけが重用されればよいとは考えず、仲間と共にすればよい結果が得られるということ。
衆賢 茅茹
07 いいん ふてい 大きな望みのために、卑しい身分に身を落とすこと。
「伊尹」は人の名前で、中国、殷の代の宰相。
「鼎」は足が三本のものを煮る調理器具。
君主に仕えるという大きな望みために、
まずは料理人として雇われ、のちに宰相になった伊尹の故事から。
伊尹 負鼎
08 こどく かんか 身寄りのいない寂しい人のこと。四種類の苦しみを持つ人のことをいい、孟子が優先的に保護する必要があると説いた。
「孤」は父親が亡くなった子ども。
「独」は子どものいない老人。
「矜」は妻のいない老人。
「寡」は夫のいない老女。
孤独 矜寡

 

 

 

 


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