問1
01 | かれん ちゅうきゅう | 苛斂 | 税金や年貢を手加減せずに、厳しく取り立てること。 「苛斂」と「誅求」はどちらも厳しく責めて取り立てるという意味。 |
( ? )誅求 | |||
02 | えこ ひいき | 依怙 |
自分の気に入った者だけに肩入れすること。 「依怙」は不公平という意味。本来は頼るという意味の言葉。 「贔屓」は特に目をかけるという意味。 |
( ? )贔屓 | |||
03 | がんこう しゅてい | 眼高 | 目標は高いが実力が足りないこと。または、批評するのは上手いが、実際に自分で行う能力がないこと。 「眼高」は価値や本質など見抜く能力が高いこと。 「手低」は実力や技術力が低いこと。 |
( ? )手低 | |||
04 | しんや けんどう | 晨夜 | 急いで仕事をすること。 または、昼も夜も休まずに先へ進むこと。 「晨」は朝のこと。 「兼道」は二日かかる行程を一日で進むこと。 |
( ? )兼道 | |||
05 | ちょういつ ぜつじん | 超軼 | 他のものよりも非常にすぐれていることのたとえ。 または、馬などが非常に速く走る様子。 「超軼」は他よりもずば抜けてすぐれていること。 「絶塵」は塵が一つも立たないほど、非常に速い速度で走ること。 馬の群の中から一頭が非常に速く走りぬけるという意味から。 |
( ? )絶塵 | |||
06 | まこ そうよう | 掻痒 掻癢 |
物事が思い通りにうまくいくこと。 または、細かい要望に対して満足する結果で応えることができること。 痒い所に手が届くという意味。 |
麻姑( ? ) | |||
07 | にくざん ほりん | 脯林 | とても贅沢で豪勢な宴会のこと。 「肉山」は積み上げた生肉の山。 「脯林」は林のように多くの干し肉が吊るされていること。 |
肉山( ? ) | |||
08 | こうちゅう ないじゅん | 内潤 | 才能や徳を外側に出すことなく、人知れず内側に持っていること。 易経の五行説の言葉で、五色の色は青、赤、黄、白、黒という順番になるということから、「黄」は中央という意味。 「中」は中庸の徳のこと。 「黄中」は人としての徳が内側に満たされていること。 「内潤」は内側にあるつやや、輝きという意味から、才能や徳のことをいう。 |
黄中( ? ) | |||
09 | かんと しょうぜん | 蕭然 | 荒れ果てていて狭く質素な家の様子。 「堵」は長さの単位で、一堵は約二・二メートル。 「蕭然」は寂しい様子。 周囲が二・二メートルほどの寂しい家ということから。 |
環堵( ? ) | |||
10 | りゅうじょう こはく | 竜攘 | 力量が互角の者同士が激しい戦いを繰り広げること。 「攘」は払うこと。「搏」は殴ること。 竜が払い、虎が殴るということで、竜と虎が激しい戦いをするという意味から。 |
( ? )虎搏 |
問2
01 | きく かんか | 不遇で世渡りに大変苦労すること。 「崎嶇」は山道が険しいこと。 「坎軻」は不遇の意味。 |
崎嶇 坎軻 | ||
02 | そくせき ちくかん | 昔の資料を解読した故事のこと。 「束皙」は中国の晋の時代の人の名前。 「竹簡」は竹に文字を記したもので、紙が発明される前に使われていたもの。 古代の王の墓から掘り出され、誰にも読むことのできなかった文字を束皙が解読したという故事のこと。 |
束皙 竹簡 | ||
03 | とうどう しかつ | 老人のこと。 または、年老いていくこと。 「頭童」は子どもの坊主頭という意味から、頭髪が薄くなった頭のたとえ。 「歯豁」は歯が抜けて隙間が多くなるという意味。 |
頭童 歯豁 | ||
04 | しりん きょうだん | 学問を教える場所、講堂のこと。 「緇林」は木々が生い茂っていて暗い林。 「杏壇」は杏の木の下にある小高い土の上の壇。 孔子は、木々の生い茂った薄暗い林で遊んで、杏の木の下の壇で休んだという故事から。 |
緇林 杏壇 | ||
05 | はんえん がてつ | 立派な人が官職を辞めないことを望んで引き留めること。 「攀轅」は車のまえに突き出た二本の棒、ながえにすがりつくこと。 「臥轍」は車の進路に伏して通れないようにすること。 中国の後漢の時代、秦彭や侯覇が転任したりするときに、住民が引きとめたという故事から。 |
攀轅 臥轍 | ||
06 | こうじつ びきゅう | 長い期間なにもせずに、無駄な日々を過ごすこと。 意図的に時間を無駄にして、事を長引かせること。 「曠日」は何もせずに日々を送ること。 「弥久」は長い期間を過ごすこと。 |
曠日 弥久 | ||
07 | らくせい かせき | 他人の弱みや窮地を狙って追い討ちをかけること。 「穽」は落とし穴のこと。 落とし穴に落ちた人を狙って石を落とすという意味から。 |
落穽 下石 | ||
08 | えんぶん よちょう | 何度も聞きすぎて飽きること。 「厭」と「飫」はどちらも飽きるという意味。 「聞」と「聴」はどちらも聞くという意味。 |
厭聞 飫聴 | ||