準一級 61-37 瀆・涜

61-37 瀆	音	トク
	訓	みぞ	けが（す）	あなど（る）
「涜」の許容字体有。
瀆職	…	とくしょく	職を瀆すこと。私欲のために職務・地位を濫用すること。汚職。
瀆神	…	とくしん	神を瀆すこと。神の神聖をきずつける行為。
汚瀆	…	おとく	①きたないみぞ。小さなみぞ。 ②けがすこと。けがれること。
溝瀆	…	こうとく	みぞ。どぶ。
褻瀆	…	せっとく	(「褻」は、けがす意) 尊いものをけがすこと。また、けがれること。
冒瀆	…	ぼうとく	神聖・尊厳なものをおかしけがすこと。「神を―する者」
瀆慢	…	とくまん	親しみすぎてあなどること。
干瀆	…	かんとく	おかしけがす。
貫瀆	…	かんとく	慣瀆。なれてあなどる。
決瀆	…	けっとく	みぞを切り開いてたまった水を通す。
瀆告	…	とっこく	くどくどくり返して言う。 ▽「易経」蒙卦の「再三涜、涜則不告=再三すれば涜る、涜るれば則ち告げず」から。 身分の高い人に話すことをへりくだっていうことば。 ▽くどく話してお耳をけがして申しあげるの意。