129-03 鞘 |
音 | ショウ | |||||
訓 | さや | ||||||
鞘当て | … | さやあて | ①すれ違ったとき、互いの刀の鐺(こじり)が当たったのをとがめ立てすること。さやとがめ。 転じて、ちょっとした意地立てから起こったけんか。 ②(歌舞伎で、不破ふわ伴左衛門と名古屋山三郎さんざぶろうとが遊女葛城かつらぎを争って鞘当てしたことから)二人の男が一人の女を目当てに争うこと。「恋の―」 |
||||
鞘口 | … | さやぐち | ①刀の鞘の、鍔つばを受ける所。鯉口。 ②本心を隠したうわべだけの口上。 |
||||
鞘師 | … | さやし | 刀の鞘をつくる職人。 | ||||
鞘堂 | … | さやどう | 風雨を防ぎ、社殿・仏堂を保護するため、その外におおいかけた建物。中尊寺金色堂のものなど。 | ||||
鞘鳴り | … | さやなり | ①刀身が鞘に合わないため、振ると音がすること。 ②敵を攻める時に心のはやること。 ③怒って叱ること。 ④家がきしみ鳴ること。 |
||||
鞘走る | … | さやばしる | ①刀身が鞘から自然に抜け出る。 ②出すぎたふるまいをする。 |
||||
鞘持 | … | さやもち | 喧嘩などの際、助勢すること。また、その人。 | ||||
鞘持立て | … | さやもちだて | 助勢しようとする態度。 | ||||
鞘翅類 | … | しょうしるい | 昆虫綱の一目。成虫の前翅は堅く、両縁が下方に湾曲して鞘状。 | ||||
筋鞘 | … | きんしょう | 脊椎動物の横紋筋繊維、すなわち横紋筋細胞の細胞膜。 | ||||
神経鞘 | … | しんけいしょう | 神経線維を囲む被膜の一つ。髄鞘のある場合にはその外側にある。シュワン鞘。 | ||||
腱鞘炎 | … | けんしょうえん | 筋肉を骨に結合させている腱を包んでいる腱鞘に起こる炎症。腫れ・痛みなどを伴う。 | ||||
利鞘 | … | りざや | 取引で、買値と売値との差額から生じる利益金。「―を稼ぐ」 | ||||
鞘走りより口走り | 刀が鞘から抜け出るよりも、口から失言が出るほうが危険であるということ。失言への戒め。 | ||||||
元の鞘に収まる | 仲たがいしていた者同士が、もう一度以前のよい関係に戻ること。 | ||||||
弓は袋に太刀は鞘 | 天下が治まって武器の必要のないこと。 | ||||||
鞘を取る | 売買の仲介や転売などをしてその価格差の一部を利益としてとる。 | ||||||
鞘がある | 本心を包み隠して、わざと違ったようにいう。へだて心がある。 |
【漢字要覧1級/準1級】 持っておくと何かと便利です! |
【漢検 漢字辞典第二版】 辞書を引く癖大事です! |
【準一級過去問】 過去問は必須です! |
【準一級二略(上略)】 特におすすめ問題集! |
【準一級二略(下略)】 特におすすめ問題集! |
【分野別漢検でる順問題集準1級】 頻出語習得におすすめ! |