148-01 鼠 |
音 | ソ | ス | ショ | |||
訓 | ねずみ | ||||||
鼠害 | … | そがい | ねずみから受ける害。ねずみの害。 | ||||
鼠径 | … | そけい | 哺乳類の下腹部の下肢に接する内側。もものつけね。 | ||||
窮鼠 | … | きゅうそ | 追いつめられて逃げ場を失った鼠。 | ||||
鼠竄 | … | そざん | 鼠遁(そとん)ねずみのように、こそこそと逃げ隠れること。 | ||||
鼠矢 | … | そし | 鼠糞。ねずみのくそ。 | ||||
鼠思 | … | そし | 心配する。くよくよする。 | ||||
鼠盗 | … | そとう | ①ねずみが盗む。 ②ねずみのように、こそこそと物を盗むこそどろ。小ぬすびと。 |
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鼠輩 | … | そはい | ①たくさんのねずみ。ねずみの群れ。 ②とるにたりない者ども。人をののしっていうことば。 |
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鼠樸 | … | そはく そぼく |
ねずみのひからびた死体。無用無害の物。 | ||||
鼠婦 | … | そふ | 鼠負(そふ)・鼠姑(そこ)。虫の名。わらじむし。 | ||||
鼠伏 | … | そふく | ねずみのようにからだを伏せて隠れる。 | ||||
鼠目 | … | そもく | 鼠眼(そがん)。貪欲な目つき。 | ||||
鼠狼 | … | そろう | いたちの別名。 ▽今は、「黄鼠狼(ホワンシュラン)」という。 |
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雀鼠耗 | … | じゃくそこう | 年具米の付加税。運送ちゅうにすずめやねずみに食われて減る分ということで、余分に徴収された。 | ||||
首鼠 | … | しゅそ | 穴から頭を出すねずみ。迷って態度を決定できずにいるたとえ。 | ||||
腐鼠 | … | ふそ | くさったねずみ。 ▽とるに足らぬ、いやしい者のたとえとしても使われる。 |
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偃鼠 | … | えんそ | モグラの別称。 | ||||
黠鼠 | … | かっそ | ネズミ。 ネズミの性格が悪賢いと思われたことから。 |
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狗鼠 | … | くそ | ①イヌとネズミ。 ②いやしい人間、つまらない人間のたとえ。 |
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鼠牙雀角 | … | そが-じゃっかく | 《故事》ねずみのきばと、すずめのくちばし。訴訟のこと。 それらが家の壁や屋根をいためるように、訴訟は家庭を破滅させることから。 |
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鼠肝虫臂 | … | そかん-ちゅうひ | 《故事》ねずみの肝と、虫の臂(ひじ)。 卑しくてねうちがなく、とるにたりないもののたとえ。 |
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鼠窃狗偸 | … | そせつ-くとう | ねずみや犬のように、人に隠れて物を盗むこと。 また、そのような人。こそどろ。小ぬすびと。 |
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首鼠両端 | … | しゅそ-りょうたん | 首施両端。 《故事》進退に迷って決心がつかない。態度がどっちつかずであること。日和見。 ▽ねずみは用心深く、穴から首を出してようすをうかがい、態度をなかなか決定しないことから。 「施」は、前に進まず、横にのびること。 |
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抱頭鼠竄 | … | ほうとう-そざん | 頭をかかえて、こそこそと逃げ隠れる。「奉頭鼠竄」とも。 | ||||
城狐社鼠 | … | じょうこ-しゃそ | 《故事》城壁で囲まれた町の中にすむきつねや、社にすむねずみ。 町の中では狩りができないし、社をいぶしてねずみを退治することもできないことから、身を君主の権力のもとの安全なところにおいて、悪事を行う者のたとえ。 |
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腐鼠の嚇 | … | ふそのかく | いやしい心をもつ者が、その心で他をおしはかって威圧的な態度をとること。 腐ったネズミを手に入れたフクロウが、鳳凰にそれを奪われるのではないかと威嚇したという寓話から。 |
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鳴く猫は鼠を捕らぬ | 口数の多い者にかぎって実行力がなく、役に立たないということ。 | ||||||
田鼠化(か)して鶉(うずら)となる | 陰暦三月のこと。 ウズラが麦畑などでしきりに鳴くのどかな春の季節感を表した言葉。 |
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大山鳴動して鼠一匹 | 大騒ぎしたわりに、実際の結果は小さいことのたとえ。 大きな山が鳴り動き、大噴火でも起きるかと思わせたが、ネズミが一匹出てきただけだった意から。 |
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鼠窮して猫を嚙み人貧しうして盗す | 追い詰められて窮地に立ったネズミがやむなくネコに嚙みつくように、 人も貧困にあえぐと、たまりかねて盗みを働くようになるということ。 |
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時に遇えば鼠も虎になる | 時流に乗ることができれば、 つまらない者でも高い地位を得て権力を振るうようになるということのたとえ。 |
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窮鼠猫を嚙む | 弱者も追いつめられ必死になれば、強者に思いもよらない力で抵抗し勝つこともあること。 追いつめられたネズミがネコに嚙みつく意。 |
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鼠社に憑(よ)りて貴し | 《故事》ねずみが社(土地神のやしろ)に巣くうと、これを煙で追い出そうとしても社に火がつくと困るから追い出されることもなくいられるという意。 小人が主君の威勢をかさにきていばることのたとえ。 |
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国に盗人家に鼠 | 物事には必ず有害なものが伴うことのたとえ。 | ||||||
頭の黒い鼠 | 家の中の物をかすめとる者を鼠になぞらえていう。 | ||||||
鼠に引かれそう | 家の中にたった一人で、淋しい様子のたとえ。 | ||||||
鼠が塩を引く | きわめて少量ずつで目立たなくても、つもりつもって大量となるたとえ。 | ||||||
鼠口(そこう)終に象牙なし | (鼠の口に象のきばが生えたためしはないという意から) つまらない人間が立派なことを言えるわけがない。 |
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