01 | ケイチツを過ぎ心なし暖かくなった | 啓蟄 |
02 | トミクジに僥倖を夢見る | 富籤 |
03 | 御仏の胸元をヨウラクが飾る | 瓔珞 |
04 | 満天下をドウジャクたらしめた | 瞠若 |
05 | ミダシナみに人一倍気を配る | 身嗜 |
06 | 世間の義理でガンジガラめになる | 雁字搦 |
07 | わざと要点をボカして話した | 暈 |
08 | 激痛の原因はボウコウ結石だった | 膀胱 |
09 | ヒョウソクの合わない話をする | 平仄 |
10 | 冬枯れのユウスイな山林を逍遥する | 幽邃 |
11 | 何一つヤマしい処はない |
疚 疾 |
12 | 飼い犬によるコウショウが化膿した | 咬傷 |
13 | ロウケツ染めのパラソルを差す |
臈纈 蝋纈 |
14 | 一次試験で志願者の半数をフルう | 篩 |
15 | イナセな兄いが肩で風を切る | 鯔背 |
16 | 獅子のホウコウを聞いて怖気を震う | 咆哮 |
17 | 職人に庭木の枝のセンテイを頼む | 剪定 |
18 | 初学者のセンテイとして版を重ねた | 筌蹄 |
19 | 名刀のニエの景色を賞翫する | 錵 |
20 | 何かとシャクの種が尽きない | 癪 |