2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧
蛾眉 … がび 【出典】 … 詩経 【意味】 … ①蛾の触角のような三日月形の眉。美人の眉の形容。②転じて、美人の称。③三日月のこと。 【故事】 … 手は柔らかい荑(つばな…茅の新芽)のよう、膚(はだ)は白く固まった脂のよう、頸は白くて長いきくいむしのよう、…
華胄 … かちゅう 【出典】 … 晋書 【意味】 … 貴い門閥の家柄。名門。貴族。「胄」は血筋の意。 【故事】 … 王擢(おうてき)の上表文に「雍(よう)・秦二州の名門は、当方に移って以来、そのまま国境警備の兵役がありました。もともと名門の貴族の子孫なの…
加餐 … かさん 【出典】 … 後漢書 【意味】 … 栄養をとってからだをたいせつにする。相手の健康を願うときに用いる。「御―を祈る」 【故事】 … (当時太子だった後漢の明帝が師の桓栄をねぎらって言った)「どうか病気にならないよう気を付け、食事を十分に…
薤露 … かいろ 【出典】 … 楽府詩集 【意味】 … 漢代、貴人の葬式のときにうたう歌。人生のはかなさをいう。「薤」はにら。人生のはかなさをにらの葉の露にたとえたもの。元来、作者不明の古い歌詞であるが、漢の武帝の時に李延年が「薤露」と「蒿里(こうり…
偕楽 … かいらく 【出典】 … 孟子 【意味】 … 衆人とともに楽しむこと。 【故事】 … 周の文王は民の力を用いて自分の庭の物見台沼を造ったが、民はそれを(怨むどころか)歓び楽しんだ。造り上げた台を霊台といい、沼を霊沼といって、(文王の人徳をたたえ)…
改竄 … かいざん 【出典】 … 晋書 【意味】 … 文章や語句を書き改めること。「竄」は、改め変える意。詩や文章の字句を改め直すこと。現在は、不当に改める意に用いられることが多い。 【故事】 … (酒に酔っぱらっている時でも阮籍の書く文章は)少しの書き…
晦晦 … かいかい 【出典】 … 荘子 【意味】 … 日光がおおわれて暗いさま。夕方の暗いさま。真理を体得した人間は、凡人から見るとうすぼんやりしていて捉えどころがない、ということ。媒媒(まいまい)と対の語として用いられる。 【故事】 … 被衣(ひい)が…
解頤 … かいい 【出典】 … 漢書 【意味】 … 下あごを外す。大笑いすること。また、非常に感心すること。 【故事】 … 「漢書」匡衡伝の「匡説詩解人頤=匡詩を説きて人の頤を解く」から。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
温恭 … おんきょう 【出典】 … 書経 【意味】 … おだやかで慎み深いことをいう。 【故事】 … 中国古代の聖人、尭から帝位を受け継いだ舜の人柄は、まことに帝王としてふさわしく、学問・教養にすぐれ、態度・気持ちは物静かで控えめであり、知育・徳育ともに…
横流 … おうりゅう 【出典】 … 孟子 【意味】 … あふれ流れること。勝手な方向に流れ出ること。 【故事】 … 古代の聖帝「尭」の時代、世の中はまだ完全に平和ではなかった。あるとき大水が川からあふれ出て大洪水が起こった。 (adsbygoogle = window.adsbygo…
枉駕 … おうが 【出典】 … 三国志・蜀書・諸葛亮伝 【意味】 … 相手の来訪を敬っていう語。一般の礼に反して身分の高いものがわざわざ乗り物を立ち寄らせて、身分の低い者を訪ねること。ご光臨いただく。「枉」はまげる意。 【故事】 … 徐庶が劉備に、友人の…
袁彦道 … えんげんどう 【出典】 … 晋書 【意味】 … ばくち。 【故事】 … 中国、東晋時代、袁耽は呼び名を彦道といい、ばくちの名人だった。そこで、ばくちのことを袁彦道というようになった。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
越俎 … えっそ 【出典】 … 荘子 【意味】 … 自分の職分をこえて、他人の事にまで口出しや干渉をすること。 【故事】 … 料理人が仕事を怠けても、神官が俎 (まないた) をうばって料理人の代わりをすることはないという故事から。 (adsbygoogle = window.adsby…
易簀 … えきさく 【出典】 … 礼記 【意味】 … 学徳の高い人の死、または、死に際をいう語。 【故事】 … 曽子が死に臨んで、季孫から賜った大夫用の簀 (すのこ) を、身分不相応のものとして粗末なものに易 (か) えたという故事から。 (adsbygoogle = window.a…
曳尾 … えいび 【出典】 … 荘子 【意味】 … 仕官して束縛されるよりも、貧しくても安らかに郷里で暮らすほうを望むこと。 【故事】 … 荘子が亀にとっては死んで骨を尊ばれるよりは、生きて泥の中に尾をひいてはい回っているほうがよいというたとえをもって、…
郢斧 … えいふ 【出典】 … 荘子 【意味】 … 詩文の添削を人に請うときに用いる語。 【故事】 … 「荘子」徐無鬼の、郢の人が鼻の先に土を薄く塗り、匠石という大工に斧で削り取らせたところ、鼻を少しも傷つけなかったという故事から。 (adsbygoogle = window…
曳白 … えいはく 【出典】 … 唐書 【意味】 … 紙筆を持ちながら、詩文を作ることができないこと。試験の答案を白紙で提出すること。 【故事】 … 「唐書」苗晋卿伝の、情実で合格した張奭 (ちょうせき) が再試験で白紙を出した故事から。 (adsbygoogle = wind…
穎脱 … えいだつ 【出典】 … 史記 【意味】 … 才能が、群を抜いてすぐれていること。 【故事】 … 錐(きり)は嚢(ふくろ)につつんでおいても、自然とその穂先が現われるものだという「史記‐平原君伝」の故事から。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).p…
烏有 … うゆう 【出典】 … 史記 【意味】 … 何もないこと。何もなくなること。「烏」は反語を表す助詞。どうしてあるはずがあろうか、いやない。「烏有に帰す」…火事で全てを無くす意。 【故事】 … 漢の詩人司馬相如が「子虚賦(しきょのふ)」をつくり、その…
飲氷 … いんぴょう 【出典】 … 荘子 【意味】 … 貧しいこと。本来、心の苦しみ、憂いを述べた言葉だが、その前句に「貧しくて食事も粗末」とあるため、その意味に転用された。 【故事】 … (楚の大夫、葉公が孔子に言った。「私は貧しいため食事は質素で、炊…
一隻眼 … いっせきがん 【出典】 … 楊万里詩 【意味】 … ①一つの目。隻眼。②ものを見抜く特別な眼識。独特の批評眼。「―を具する」 【故事】 … (彭元忠は)最近、別に一つの目をもつようになり、唐代の学者の最高峰さえ越えようとしている。 (adsbygoogle =…
一壺天 … いっこてん 【出典】 … 後漢書 【意味】 … 一つの小天地。 別天地。 別世界。 【故事】 … 後漢の費長房が薬売りの老翁とともに壺 (つぼ) の中に入って別世界の楽しみを得たという故事から。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
01 イラカ破れて霧不断の香を焚く 甍 平家物語の一節。甍は破れ、仏前で絶えずたく香の煙のように、霧が絶えることなくたちこめる。 02 ハクギョクロウ中の人と化す 白玉楼 文人・墨客が死ぬこと。「白玉楼」は、文人・墨客が死後に行くといわれる天上の宮殿…
■対義語 1 劈頭 ⇔ トウビ 掉尾 ①尾をふるうこと。②物事や文章の終りに至って勢いのふるい立つこと。 2 豊穣 ⇔ キョウケン 凶歉 農作物の出来が非常に悪いこと。はなはだしい不作。凶荒。 3 結綬 ⇔ ケイカン 挂冠 掛冠 官を辞すること。 4 頑陋 ⇔ カッタツ 闊…
1 翊戴 よくたい 主君を上にいただいて尊敬し補佐する。 2 翊ける たす(ける) 3 翕合 きゅうごう 合わせ集めること。また、集まること。 4 翕まる あつ(まる) 5 搏影 はくえい 捕らえることのできないことのたとえ。手ごたえのないことのたとえ。 6 搏つ …
01 水蠆 やご 02 雲呑 わんたん 03 木通 あけび 04 沙蚕 ごかい 05 金襖子 かじかがえる 06 流鏑馬 やぶさめ 07 鉄刀木 たがやさん 08 赤目魚 めなだ 09 九面芋 やつがしら 10 山蘿蔔 まつむしそう (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
01 むみょう じょうや 無明 煩悩を振り払うことが出来ず、悟りを得ることが出来ない様子。仏教の言葉で、「無明」は夜が明けないという意味から、仏の真理を理解できず、悟りを得ることが出来ないことのたとえ。多くの人々が悟りを得ることが出来ないことを…
1 目耕 もっこう 読書することを田を耕すことにたとえていう語。 2 箚記 さっき 読書して得た所を随時に書き記した書。とうき。 3 筌蹄 せんてい 魚をとるうえと、うさぎをとらえるわな。転じて、目的を達成するまでの方便、本質に対する末枝の類。手引き。…
遺珠 … いしゅ 【出典】 … 荘子 【意味】 … わすれられたたいせつな玉。世間からわすれられているりっぱな人材のたとえ。また、人に知られていない詩文の傑作のたとえ。 【故事】 … 黄帝は赤水(崑崙山のふもとから流れ出ると伝えられている川)の北を旅し、…
安堵 … あんど 【出典】 … 書経 【意味】 … 一定の範囲のなかで、安らかに落ち着いていること。「堵」は、垣(かき)のこと。堵に安ず、と読み、おのおのは垣根の中に安住する、安らかに落ち着く意。 【故事】 … 則墨(昔の県名。山東省西南部)がもし降参しま…