烏有 | … | うゆう |
【出典】 | … | 史記 |
【意味】 | … | 何もないこと。何もなくなること。 「烏」は反語を表す助詞。 どうしてあるはずがあろうか、いやない。 「烏有に帰す」…火事で全てを無くす意。 |
【故事】 | … | 漢の詩人司馬相如が「子虚賦(しきょのふ)」をつくり、そのなかに3人の仮構の人物を設定して、それぞれ子虚(うそつき)、烏有先生(皆無の人)、亡是(むぜ)公(実在しない人)と名づけたとあることから、「烏有の事」ということばは、小説などの虚構、こしらえ事を意味するようになった。 |