52-12 曝 音 バク 訓 さら（す） 曝書 … ばくしょ 書物の虫ぼし。土用の晴天の日をえらんで行う。 曝気 … ばっき 空気と排水とを接触させて酸素を供給すること。 水質の浄化を行う微生物に酸素を供給する基本的な方法。 曝涼 … ばくりょう 夏または秋に平素…

52-11 曙 音 ショ 訓 あけぼの 曙杉 … あけぼのすぎ メタセコイアの和名。特に同属中の現生の一種。 曙雲 … しょうん あけぼののくも。 曙景 … しょけい あけがたの景色。 曙鼓 … しょこ 夜あけを知らせる太鼓の音。 曙光 … しょこう ①夜明けのひかり。暁光…

52-10 暢 音 チョウ 訓 の（びる） とお（る） の（べる） 暢月 … ちょうげつ 陰暦11月の異称。 暢達 … ちょうたつ ①のびそだつこと。 ②のびのびとしていること。 快暢 … かいちょう 気持よくのびのびとすること。 酣暢 … かんちょう 酒を飲んで愉快になるこ…

52-09 智 音 チ 訓 ちえ さと（い） 知恵 … ちえ 物事の理を悟り、適切に処理する能力。 智愚 … ちぐ かしこいことと愚かなこと。知者と愚者。 智計 … ちけい ちえのあるはかりごと。知謀。 智見 … ちけん 知ることと見ること。見て知ること。また、その結果…

52-08 晦 音 カイ 訓 みそか つごもり くら（い） くら（ます） 晦晦 … かいかい 日光がおおわれて暗いさま。夕方の暗いさま。 晦朔 … かいさく みそかとついたち。 晦日 … かいじつ 毎月の末日。みそか。つごもり。 晦渋 … かいじゅう 言語・文章などがむず…

52-07 晒 音 サイ 訓 さら（す） 晒書 … さいしょ 書物の虫干し。土用ぼし。

52-06 晋 音 シン 訓 すす（む） 晋山 … しんざん 僧侶が新たに一寺の住職となること。 晋謁 … しんえつ 貴人の前に出てお目にかかること。

52-05 晃 音 コウ 訓 あき（らか） ひか（る） 晃晃 … こうこう ひかりかがやくさま。 晃朗 … こうろう 明るいさま。 晃曜 … こうよう ひかりかがやくさま。晃耀。 晃蕩 … こうとう 光が広がって明かるいさま。

52-04 昌 音 ショウ 訓 さか（ん） うつく（しい） みだ（れる） 昌運 … しょううん さかんな運命。盛運。 昌言 … しょうげん 道理にかなう善美なことば。美言。嘉言。 昌昌 … しょうしょう さかんなさま。 昌世 … しょうせい よく治まった世。栄える世。昌…

52-03 昏 音 コン 訓 く（れ） くら（い） くら（む） 昏鐘鳴 … こじみ 夕方の鐘を鳴らすこと。また、その時分。入相（いりあい）。 昏昏 … こんこん ①道理にくらいさま。 ②心がはっきりしないさま。うつらうつら。 ③深く眠っているさま。意識のないさま。「…

52-02 昂 音 コウ 訓 たかぶ（る） あ（がる） たか（い） 昂進 … こうしん ある気持、また神経・脈搏などが、たかぶり進むこと。 昂然 … こうぜん 自負があって意気のあがるさま。「―たる態度」「―として言い放つ」 昂騰 … こうとう 物価などが高くあがるこ…

52-01.5 旦 音 タン 訓 あした 旦日 … たんじつ あした。明日。また、明朝。明旦。 旦夕 … たんせき ①あさゆう。あけくれ。朝暮。 ②つねづね。始終。 ③時機または危急が今朝か今晩かと切迫するさま。旦暮。「命―に迫る」 旦暮 … たんぼ ①あさゆう。あけくれ…

52-01 旭 音 キョク 訓 あさひ 旭日 … きょくじつ 朝日。 旭日昇天 … きょくじつしょうてん 朝日が昇るように、勢力の盛んなこと。「―の勢い」 旭暉 … きょっき あさひの光。旭光。 旭光 … きょっこう 朝日の光。 旭旦 … きょくたん 朝日ののぼるころ。日の…

51-01 於 音 オ 訓 お（いて） お（ける） 於転婆 … おてんば 少女や若い娘が、つつしみなく活発に行動すること。また、そういう女。 於菟 … おと 虎または猫の異称。 於乎 … おこ ああ ああ、と感嘆したときの声をあらわすことば。於戯。 於是 … おし ここ…

50-03 斯 音 シ 訓 こ（の） これ か（く） 斯かる … かかる このような。こんな。こういう。「―事態は予想していなかった」 斯く … かく こう。このように。この通りに。かように。 斯く斯く … かくかく 内容を省略して引用する語。かようかよう。「―の次第…

50-02 斬 音 ザン 訓 き（る） 斬獲 … ざんかく 斬り殺しあるいは生け捕ること。 斬罪 … ざんざい 首を斬る刑。うちくび。 捕斬 … ほざん とらえて斬り殺すこと。 腰斬 … ようざん ①古代中国の刑罰の一種。罪人の腰部を斬りはなした刑。 ②物事が中断すること…

50-01 斧 音 フ 訓 おの 斧鉞 … ふえつ ①おのとまさかり。 ②征伐。また、重刑。昔、中国で刑具として、おのとまさかりが出征の大将に授けられたことからいう。 ③（文章などの）手入れ。添削。修正。「―を加える」 斧斤 … ふきん おの。まさかり。 斧鑿 … ふ…

49-01 斡 音 アツ カン 訓 めぐ（る） つかさど（る） 斡旋 … あっせん ①めぐり歩く。 ②両者の間にたって世話する。取り持つ。 斡流 … あつりゅう めぐり流れる。移り変わること。 排斡 … はいあつ 押し動かして除く。 斡維 … かんい ぐるぐるまわる物を止め…

48-02 斌 音 ヒン 訓 うるわ（しい） 斌斌 … ひんぴん 彬彬。 ①外形と実質とが共に備わるさま。「文質―」 ②文物のさかんにおこるさま。

48-01 斐 音 ヒ 訓 あや 斐紙 … ひし 雁皮紙（がんぴし）の異称。 甲斐 … かい 詮。行動の結果としてのききめ。効果。 また、してみるだけの値打ち。 斐然 … ひぜん 模様があって美しいさま。 斐斐 … ひひ ①模様があって美しいさま。 ②軽いさま。

47-02 敦 音 トン 訓 あつ（い） とうと（ぶ） 敦厚 … とんこう 篤実で人情にあついこと。 敦睦 … とんぼく 情愛が厚くて仲のよいこと。 敦樸・敦朴 … とんぼく 正直で、いつわりかざらないこと。 敦化 … とんか ①てあつく行き届いた教え。 ②行き届いた教え…

47-01 孜 音 シ 訓 つと（める） 孜孜 … しし つとめ励むさま。「―として働く」

46-28 攪 音 コウ カク 訓 みだ（す） ま（ぜる） 「撹」の許容字体有。 攪拌 … こうはん かくはん かきまわすこと。かきまぜること。 攪乱 … こうらん かくらん かき乱すこと。 攪てる … ほだてる かきまぜる。 攪撓 … こうどう かくどう かきみだす。

46-27 擾 音 ジョウ 訓 な（らす） みだ（れる） わずら（わしい） 擾擾 … じょうじょう みだれるさま。ごたごたするさま。紛々。 擾乱 … じょうらん 入り乱れること。乱れさわぐこと。また、乱し騒がすこと。騒擾。 喧擾 … けんじょう さわぎ乱れること。騒…

46-26 擢 音 タク テキ 訓 ぬ（く） ぬき（んでる） 擢賞 … たくしょう 多くの中からより出して賞すること。 擢用 … てきよう 選び出して採用すること。抜擢。擢挙。 抜擢 … ばったく ばってき 多くの中から特にひき抜いて登用すること。 擢授 … てきじゅ た…

46-25 撫 音 ブ 訓 な（でる） 撫育 … ぶいく いつくしみ育てること。愛し養うこと。撫養。撫字。 撫循 … ぶじゅん 手なずけること。 愛撫 … あいぶ なでさすってかわいがること。 安撫 … あんぶ ①民を安らかに落ち着かせること。 ②安撫使の略。 按撫 … あん…

46-24 播 音 ハ ハン 訓 ま（く） し（く） さすら（う） 播種 … はしゅ 田畑・苗床などに作物の種子を播くこと。 播殖 … はしょく 種子を蒔き、また、植えつけること。 播遷 … はせん 遠国にさまようこと。 播磨 … はりま 播州（ばんしゅう）。旧国名。今の…

46-23 撚 音 ネン 訓 ひね（る） よ（る） よ（り） 撚糸 … ねんし ①単糸を2本以上合わせ、撚りをかけた糸。 ②糸に撚りをかけること。 撚抹 … ねんまつ ひねりなでる。 琵琶や琴の弾き方の一種。

46-22 撞 音 トウ ドウ シュ 訓 つ（く） 撞木 … しゅもく とうぼく ①仏具の一種。鐘・鉦たたきがね・磬けいなどを打ち鳴らす棒。多くは丁字形をなす。 ②突棒の異称。 撞木鮫 … しゅもくざめ シュモクザメ科の軟骨魚の総称。頭骨が横に張り出して、眼は側方…

46-21 撒 音 サツ サン 訓 ま（く） 撒す … さっす 放つ。ふりちぎる。 撒水 … さっすい さんすい 水をまくこと。 撒播 … さっぱ さんぱ 種子を田畑の全面に一様に播き散らす播種法。 撒布 … さっぷ さんぷ ふりまくこと。 弥撒 … ミサ ローマ‐カトリック教…