晦晦 | … | かいかい |
【出典】 | … | 荘子 |
【意味】 | … | 日光がおおわれて暗いさま。夕方の暗いさま。 真理を体得した人間は、凡人から見るとうすぼんやりしていて捉えどころがない、ということ。 媒媒(まいまい)と対の語として用いられる。 |
【故事】 | … | 被衣(ひい)が齧欠(けつけつ)の質問に答えているうちに、齧欠は居眠りをしてしまった。それを見ていた被は大いに喜んで歌を歌いながら立ち去った。その歌はこうである。 「姿はまるでかさかさに枯れた骸骨のようだ、心は冷たい灰のようだ。真実の知恵をもっていても、決して他人には誇らない。ぼんやり暗く定まらず、無欲無心でつかみどころのない人だ。彼はいったい何者なのだろう。 |