2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧
行在所 … あんざいしょ 【出典】 … 漢書 【意味】 … 天子が旅先で泊まる仮の御所。 【故事】 … 漢の武帝が、仁ある政治を広め、民衆が安心して生活できる平和な社会をつくり、人々が仁義ある生活を営めるようにしようとして、詔を下して言った。「地方の徳の…
晏駕 … あんが 【出典】 … 史記 【意味】 … 霊柩車が日が暮れてから出発する。天子の死をいう。一説に、天子の死を直接に出すことは臣下としてしのびないので、天子が晩になったら(=晏)馬車でお出ましになるだろう(=駕)と、遠まわしに述べたものともいう。 …
亜父 … あほ・あふ 【出典】 … 史記 【意味】 … 父に次いで尊敬する人。伯父、叔父を親しんでいう。「亜」は次、二番目の意。 【故事】 … 項羽と劉邦の会談が鴻門で行われ、項羽は謀臣の范増(はんぞう)を連れて会談に臨んだ。亜父は南を向いて座った。亜父…
阿堵物 … あとぶつ 【出典】 … 晋書 【意味】 … 銭、金銭、貨幣のこと。「阿堵」は晋代の代名詞。これ。この。このもの。「阿堵物」はこのもの、という意味。 【故事】 … 晋の王衍(おうえん)は、妻の郭氏がけちで欲張りなのを嫌い、決して銭という言葉を口…
阿衡 … あこう 【出典】 … 書経 【意味】 … 宰相のこと。 「阿」は頼む、頼ること。「衡」は、平らなこと。王が頼りとして公平な政治をする意。 【故事】 … 殷(いん)の湯王(とうおう)によって阿衡に任命された伊尹(いいん)が賢臣だったので、賢臣を例えて…
愛日 … あいじつ 【出典】 … 春秋左氏伝 【意味】 … ①日時をおしむこと。②一日一日をたいせつにして親に孝行すること。③冬の日。▽日ざしがこいしい時節である意。 【故事】 … 冬日愛すべく、夏日畏るべし。「日」には、太陽と時間の二義ある。冬の日にたとえ…
藹藹 … あいあい 出典 … 詩経 意味 … ①元気いっぱいであるさま。②草木がこんもりと茂るさま。③いっぱいに満ちているさま。 故事 … 鳳凰が飛ぶと、さまざまな種類の鳥がこれに従って飛び、その羽音がおびただしく聞こえる。鳳凰が枝に止まると、多くの鳥もま…
01 町内のドブサラいに駆り出される 溝浚(渫) 02 誰何するとイダテン走りに逃げ出した 韋駄天 03 ヒザマズいて赦し乞う 跪 04 講義しながら数カイギャクを弄する 諧謔 05 お望みなら君にノシを付けて進呈する 熨斗 06 秋も深まりソウコウの時節となった 霜…
21 参差たる木を組んで槎とする いかだ 22 子は将に奚をか先にせんとする なに 23 有漢業を山南に刱め跡を三秦に発(おこ)す はじ 24 羞むるに含桃を以てす はずかし 25 麓を罩めて川霧が立つ こ 26 陸には源氏箙を叩いてどとめきけり えびら 27 帝曰く、兪…
01 深山に鐘が鏗鏗と鳴り響く こうこう ①金石のぶつかり合う音。②寺の鐘の音。③ことばがはっきりしているさま。 02 蜿蜿と延びる之字路を辿る しじろ 「之」の字型の道。曲がりくねっている道のこと。 03 内に機密を幹(つかさど)り出でて誥命を宣す こうめ…
01 イチルの望みを残す 一縷 02 ナマジ教えたのがいけなかった 憖 03 姉妹ともにウリザネ顔の美人である 瓜実(核) 04 テンシ板に蝶を固定する 展翅 05 小舟を岸にモヤう 舫 06 新商品開発に各社がシノギを削る 鎬 07 乳児が頻りにナンゴする 喃語 08 画家…
01 寒さと恐怖で全身がセンドウする 顫動 02 ボウシュの節を前に田植えが始まる 芒種 03 第二の殺人もオオマガトキに起きた 大禍時 04 文章の贅疣をサンジョする 刪除 05 島嶼の間を艦船がユウヨクしている 遊(游)弋 06 オビタダしい蝙蝠が空を蔽い尽くす …
01 ケイチツを過ぎ心なし暖かくなった 啓蟄 02 トミクジに僥倖を夢見る 富籤 03 御仏の胸元をヨウラクが飾る 瓔珞 04 満天下をドウジャクたらしめた 瞠若 05 ミダシナみに人一倍気を配る 身嗜 06 世間の義理でガンジガラめになる 雁字搦 07 わざと要点をボカ…
21 嚮に会ったときは変わりなかった さき 22 上流婦人も跣の装いで参会する はだし 23 扠を構えて水面を見つめる やす 24 爛漫たる桜花が吉野の春を罩める こ 25 繰り返し指を僂めて確かめる かが 26 世を憂しと殆厭うて緇門に入る くろかど 27 博く其の可否…
01 知情の悖反が生の裂罅を生む れっか さけめ。われめ。ひび。 02 豪放跌宕の気性で狩りを好んだ てっとう 細事にこだわらず、のびのびしていること。また、のびのびとして大きいこと。雄大。跌蕩。 03 先王の遺孽を擁する軍に左袒する いげつ ①父に死なれ…
■対義語 1 荒蕪 ⇔ コウユ 膏腴 土地が肥えて作物によく適すること。また、その土地。 2 怡楽 ⇔ クソ 苦楚 「楚」は痛の意。辛苦。苦痛。 3 慶福 ⇔ オウカ 殃禍 わざわい。災難。 4 一掬 ⇔ バンコク 万斛 「斛」は「石」に同じ。はなはだ多い分量。 5 家厳 ⇔ …
1 釁鍾 きんしょう つりがねに生贄の血を塗る。いけにえの血を鐘や器にぬって、魂を入れる。また、けがれを除く。 2 釁る ちぬ(る) 3 嫩緑 どんりょく 若草や若葉の緑。新緑。 4 嫩い わか(い) 5 抔飲 ほういん 手ですくって飲む。 6 抔う すく(う) 7 …
1 膺懲 ようちょう うちこらすこと。征伐してこらすこと。 2 蹉躓 さち つまずくこと。失敗すること。蹉跌(さてつ)。 3 鯨鯢 げいげい ①雄くじらと雌くじら。②奸賊または悪徒の首領。 4 耽湎 たんめん 「湎」は、おぼれる意。酒色にふけり、すさむこと。耽…
01 泣きジャクる子供に手を焼く 噦 02 おめおめ敵軍のフリョとなった 俘虜 03 殊更トガめ立てする程の事ではない 咎 04 センタイ植物の観察会に参加した 蘚苔 05 アカダナに水と花が供えてある 閼伽棚 06 優勝を逃してハギシりする 歯軋 07 ザンゴウに飛び込…
21 鯡の群れが海の色を変えた にしん 22 どうやら秕ばっかし掴まされたらしい しいな 23 明日香の風が采女の袖を吹き返す うねめ 24 濃密な花の香りに噎せる む 25 怕るべき異能を蔵していた おそ 26 如何様来者は誣い難し し 27 やおら蓍を手に取った めど…
01 大地が皺曲して山岳を造る しゅうきょく 地層が波のように湾曲している状態をいう。 02 施薬院建立の懿旨が下った いし 皇后・皇太后のおおせ。 03 脳髄中に奇怪な想念が蟠結していた はんけつ 複雑に入り組み、むすぼれる。盤結。 04 便嬖の臣を遠ざける…
■対義語 1 進陟 ⇔ ヘンチュツ 貶黜 官位をさげてしりぞける。貶斥。 2 酷暑 ⇔ キカン 祁寒 きびしい寒さ。酷寒。 3 先考 ⇔ センピ 先妣 死んだ母。亡母。「妣」は、なきはは。 4 鳳閣 ⇔ カロ 蝸廬 狭い家。転じて、自分の家の謙称。蝸牛廬の略。 5 大腹中 ⇔ …
1 緝綴 しゅうてい 集めてつづる。文を作る。 2 緝める あつ(める) 3 幎冒 べきぼう 顔隠しで死者の顔をおおう。「冒」もおおう意。 4 幎う おお(う) 5 豢擾 かんじょう 獣などを養ってならす。 6 擾らす な(らす) 7 稟質 ひんしつ 天からさずかったう…
1 瞋恚 しんい 自分の心に逆らうものをいかりうらむこと。怒り。 2 荒誕 こうたん おおげさで事実でないこと。でたらめ。荒唐。「誕」は、いつわりの意。 3 秉燭 へいしょく 火をともす時刻。火ともしごろ。夕刻。燭を秉(と)るの意から。 4 垢膩 こうじ あ…
01 ショウシャな洋館を其処彼処に見る 瀟洒 瀟灑 02 八方手を尽くして頭金をコシラえた 拵 03 業務にシャコウして遊興に耽る 藉口 04 心配がキユウに終わることを願う 杞憂 05 嘗てビートルズが一世をフウビした 風靡 06 キョウテイに若き日の書翰を秘める …
21 剣を扣えて清歌する酔客もあった ひか 22 鏨で微細な模様を彫る たがね 23 高を括って空嘯いていた そらうそぶ 24 やおら燧を腰の袋から取り出した ひうち 25 檐端の荻が風に揺れる のきば 26 箙に梅枝を差した風流を見とがめられる えびら 27 無数の恩恵…
01 風に交じる靄迺が人の心を愁殺する あいだい あいない ① 舟の艫のきしる音。また、船に棹さす時に掛ける声。転じて、船人のうたう歌。船歌。棹歌。② 木こりのうたう歌。 02 遒勁無比の筆勢に圧倒され尽くす しゅうけい 書画・文章などの筆力が強いこと。…
■対義語 1 貪婪 ⇔ テンタン 恬淡 無欲であっさりしている。 2 懈惰 ⇔ キッキョ 拮据 ①指先でくっくっとつまむ。②貧しくて苦しい生活をする。 3 児孫 ⇔ ダイソ 乃祖 汝の祖父。転じて、一般に、祖父を指す。 4 樗櫟 ⇔ ギョウソ 翹楚 「翹」は高くぬきんでる、…
1 淹漬 えんし 水につかること。また、水につけること。水びたし。ひたす。 2 淹す ひた(す) 3 摎結 きゅうけつ まつわり、結びつく。 4 摎わる まつ(わる) 5 曄桃 ようとう 輝き照っている桃。 6 曄く かがや(く) 7 鬯浹 ちょうしょう のびのびと、ひろ…
1 鹵莽 ろもう 軽率で不用心なこと。事をなすのに粗略なこと。粗忽。疎漏。 2 巾幗 きんかく 女性の頭の飾り、または、喪中にかぶる頭巾。転じて、女性。 3 鳳字 ほうじ (「鳳」の字を分解すると凡と鳥の2字になるから)凡庸の人をあざけっていう語。 4 木強…