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2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

故事成語由来の言葉 11-007 「行在所」

行在所 … あんざいしょ 【出典】 … 漢書 【意味】 … 天子が旅先で泊まる仮の御所。 【故事】 … 漢の武帝が、仁ある政治を広め、民衆が安心して生活できる平和な社会をつくり、人々が仁義ある生活を営めるようにしようとして、詔を下して言った。「地方の徳の…

故事成語由来の言葉 11-006 「晏駕」

晏駕 … あんが 【出典】 … 史記 【意味】 … 霊柩車が日が暮れてから出発する。天子の死をいう。一説に、天子の死を直接に出すことは臣下としてしのびないので、天子が晩になったら(=晏)馬車でお出ましになるだろう(=駕)と、遠まわしに述べたものともいう。 …

故事成語由来の言葉 11-005 「亜父」

亜父 … あほ・あふ 【出典】 … 史記 【意味】 … 父に次いで尊敬する人。伯父、叔父を親しんでいう。「亜」は次、二番目の意。 【故事】 … 項羽と劉邦の会談が鴻門で行われ、項羽は謀臣の范増(はんぞう)を連れて会談に臨んだ。亜父は南を向いて座った。亜父…

故事成語由来の言葉 11-004 「阿堵物」

阿堵物 … あとぶつ 【出典】 … 晋書 【意味】 … 銭、金銭、貨幣のこと。「阿堵」は晋代の代名詞。これ。この。このもの。「阿堵物」はこのもの、という意味。 【故事】 … 晋の王衍(おうえん)は、妻の郭氏がけちで欲張りなのを嫌い、決して銭という言葉を口…

故事成語由来の言葉 11-003 「阿衡」

阿衡 … あこう 【出典】 … 書経 【意味】 … 宰相のこと。 「阿」は頼む、頼ること。「衡」は、平らなこと。王が頼りとして公平な政治をする意。 【故事】 … 殷(いん)の湯王(とうおう)によって阿衡に任命された伊尹(いいん)が賢臣だったので、賢臣を例えて…

故事成語由来の言葉 11-002 「愛日」

愛日 … あいじつ 【出典】 … 春秋左氏伝 【意味】 … ①日時をおしむこと。②一日一日をたいせつにして親に孝行すること。③冬の日。▽日ざしがこいしい時節である意。 【故事】 … 冬日愛すべく、夏日畏るべし。「日」には、太陽と時間の二義ある。冬の日にたとえ…

故事成語由来の言葉 11-001 「藹藹」

藹藹 … あいあい 出典 … 詩経 意味 … ①元気いっぱいであるさま。②草木がこんもりと茂るさま。③いっぱいに満ちているさま。 故事 … 鳳凰が飛ぶと、さまざまな種類の鳥がこれに従って飛び、その羽音がおびただしく聞こえる。鳳凰が枝に止まると、多くの鳥もま…

漢字検定1級過去問 令和04年(2022年)度【第1回】 書取

01 町内のドブサラいに駆り出される 溝浚(渫) 02 誰何するとイダテン走りに逃げ出した 韋駄天 03 ヒザマズいて赦し乞う 跪 04 講義しながら数カイギャクを弄する 諧謔 05 お望みなら君にノシを付けて進呈する 熨斗 06 秋も深まりソウコウの時節となった 霜…

漢字検定1級過去問 令和04年(2022年)度【第1回】 訓読み

21 参差たる木を組んで槎とする いかだ 22 子は将に奚をか先にせんとする なに 23 有漢業を山南に刱め跡を三秦に発(おこ)す はじ 24 羞むるに含桃を以てす はずかし 25 麓を罩めて川霧が立つ こ 26 陸には源氏箙を叩いてどとめきけり えびら 27 帝曰く、兪…

漢字検定1級過去問 令和4年(2022年)度【第1回】 音読み

01 深山に鐘が鏗鏗と鳴り響く こうこう ①金石のぶつかり合う音。②寺の鐘の音。③ことばがはっきりしているさま。 02 蜿蜿と延びる之字路を辿る しじろ 「之」の字型の道。曲がりくねっている道のこと。 03 内に機密を幹(つかさど)り出でて誥命を宣す こうめ…

漢字検定1級過去問 平成29年(2017年)度【第1回】 書取

01 イチルの望みを残す 一縷 02 ナマジ教えたのがいけなかった 憖 03 姉妹ともにウリザネ顔の美人である 瓜実(核) 04 テンシ板に蝶を固定する 展翅 05 小舟を岸にモヤう 舫 06 新商品開発に各社がシノギを削る 鎬 07 乳児が頻りにナンゴする 喃語 08 画家…

漢字検定1級過去問 平成29年(2017年)度【第2回】 書取

01 寒さと恐怖で全身がセンドウする 顫動 02 ボウシュの節を前に田植えが始まる 芒種 03 第二の殺人もオオマガトキに起きた 大禍時 04 文章の贅疣をサンジョする 刪除 05 島嶼の間を艦船がユウヨクしている 遊(游)弋 06 オビタダしい蝙蝠が空を蔽い尽くす …

漢字検定1級過去問 平成29年(2017年)度【第3回】 書取

01 ケイチツを過ぎ心なし暖かくなった 啓蟄 02 トミクジに僥倖を夢見る 富籤 03 御仏の胸元をヨウラクが飾る 瓔珞 04 満天下をドウジャクたらしめた 瞠若 05 ミダシナみに人一倍気を配る 身嗜 06 世間の義理でガンジガラめになる 雁字搦 07 わざと要点をボカ…

漢字検定1級過去問 平成29年(2017年)度【第3回】 訓読み

21 嚮に会ったときは変わりなかった さき 22 上流婦人も跣の装いで参会する はだし 23 扠を構えて水面を見つめる やす 24 爛漫たる桜花が吉野の春を罩める こ 25 繰り返し指を僂めて確かめる かが 26 世を憂しと殆厭うて緇門に入る くろかど 27 博く其の可否…

漢字検定1級過去問 平成29年(2017年)度【第3回】 音読み

01 知情の悖反が生の裂罅を生む れっか さけめ。われめ。ひび。 02 豪放跌宕の気性で狩りを好んだ てっとう 細事にこだわらず、のびのびしていること。また、のびのびとして大きいこと。雄大。跌蕩。 03 先王の遺孽を擁する軍に左袒する いげつ ①父に死なれ…

漢字検定1級過去問 平成30年(2018年)度【第1回】 対義語・類義語

■対義語 1 荒蕪 ⇔ コウユ 膏腴 土地が肥えて作物によく適すること。また、その土地。 2 怡楽 ⇔ クソ 苦楚 「楚」は痛の意。辛苦。苦痛。 3 慶福 ⇔ オウカ 殃禍 わざわい。災難。 4 一掬 ⇔ バンコク 万斛 「斛」は「石」に同じ。はなはだ多い分量。 5 家厳 ⇔ …

漢字検定1級過去問 平成30年(2018年)度【第1回】 熟語音読・一字訓読

1 釁鍾 きんしょう つりがねに生贄の血を塗る。いけにえの血を鐘や器にぬって、魂を入れる。また、けがれを除く。 2 釁る ちぬ(る) 3 嫩緑 どんりょく 若草や若葉の緑。新緑。 4 嫩い わか(い) 5 抔飲 ほういん 手ですくって飲む。 6 抔う すく(う) 7 …

漢字検定1級過去問 平成30年(2018年)度【第1回】 語義選択

1 膺懲 ようちょう うちこらすこと。征伐してこらすこと。 2 蹉躓 さち つまずくこと。失敗すること。蹉跌(さてつ)。 3 鯨鯢 げいげい ①雄くじらと雌くじら。②奸賊または悪徒の首領。 4 耽湎 たんめん 「湎」は、おぼれる意。酒色にふけり、すさむこと。耽…

漢字検定1級過去問 平成30年(2018年)度【第1回】 書取

01 泣きジャクる子供に手を焼く 噦 02 おめおめ敵軍のフリョとなった 俘虜 03 殊更トガめ立てする程の事ではない 咎 04 センタイ植物の観察会に参加した 蘚苔 05 アカダナに水と花が供えてある 閼伽棚 06 優勝を逃してハギシりする 歯軋 07 ザンゴウに飛び込…

漢字検定1級過去問 平成30年(2018年)度【第1回】 訓読み

21 鯡の群れが海の色を変えた にしん 22 どうやら秕ばっかし掴まされたらしい しいな 23 明日香の風が采女の袖を吹き返す うねめ 24 濃密な花の香りに噎せる む 25 怕るべき異能を蔵していた おそ 26 如何様来者は誣い難し し 27 やおら蓍を手に取った めど…

漢字検定1級過去問 平成30年(2018年)度【第1回】 音読み

01 大地が皺曲して山岳を造る しゅうきょく 地層が波のように湾曲している状態をいう。 02 施薬院建立の懿旨が下った いし 皇后・皇太后のおおせ。 03 脳髄中に奇怪な想念が蟠結していた はんけつ 複雑に入り組み、むすぼれる。盤結。 04 便嬖の臣を遠ざける…

漢字検定1級過去問 平成30年(2018年)度【第2回】 対義語・類義語

■対義語 1 進陟 ⇔ ヘンチュツ 貶黜 官位をさげてしりぞける。貶斥。 2 酷暑 ⇔ キカン 祁寒 きびしい寒さ。酷寒。 3 先考 ⇔ センピ 先妣 死んだ母。亡母。「妣」は、なきはは。 4 鳳閣 ⇔ カロ 蝸廬 狭い家。転じて、自分の家の謙称。蝸牛廬の略。 5 大腹中 ⇔ …

漢字検定1級過去問 平成30年(2018年)度【第2回】 熟語音読・一字訓読

1 緝綴 しゅうてい 集めてつづる。文を作る。 2 緝める あつ(める) 3 幎冒 べきぼう 顔隠しで死者の顔をおおう。「冒」もおおう意。 4 幎う おお(う) 5 豢擾 かんじょう 獣などを養ってならす。 6 擾らす な(らす) 7 稟質 ひんしつ 天からさずかったう…

漢字検定1級過去問 平成30年(2018年)度【第2回】 語義選択

1 瞋恚 しんい 自分の心に逆らうものをいかりうらむこと。怒り。 2 荒誕 こうたん おおげさで事実でないこと。でたらめ。荒唐。「誕」は、いつわりの意。 3 秉燭 へいしょく 火をともす時刻。火ともしごろ。夕刻。燭を秉(と)るの意から。 4 垢膩 こうじ あ…

漢字検定1級過去問 平成30年(2018年)度【第2回】 書取

01 ショウシャな洋館を其処彼処に見る 瀟洒 瀟灑 02 八方手を尽くして頭金をコシラえた 拵 03 業務にシャコウして遊興に耽る 藉口 04 心配がキユウに終わることを願う 杞憂 05 嘗てビートルズが一世をフウビした 風靡 06 キョウテイに若き日の書翰を秘める …

漢字検定1級過去問 平成30年(2018年)度【第2回】 訓読み

21 剣を扣えて清歌する酔客もあった ひか 22 鏨で微細な模様を彫る たがね 23 高を括って空嘯いていた そらうそぶ 24 やおら燧を腰の袋から取り出した ひうち 25 檐端の荻が風に揺れる のきば 26 箙に梅枝を差した風流を見とがめられる えびら 27 無数の恩恵…

漢字検定1級過去問 平成30年(2018年)度【第2回】 音読み

01 風に交じる靄迺が人の心を愁殺する あいだい あいない ① 舟の艫のきしる音。また、船に棹さす時に掛ける声。転じて、船人のうたう歌。船歌。棹歌。② 木こりのうたう歌。 02 遒勁無比の筆勢に圧倒され尽くす しゅうけい 書画・文章などの筆力が強いこと。…

漢字検定1級過去問 平成30年(2018年)度【第3回】 対義語・類義語

■対義語 1 貪婪 ⇔ テンタン 恬淡 無欲であっさりしている。 2 懈惰 ⇔ キッキョ 拮据 ①指先でくっくっとつまむ。②貧しくて苦しい生活をする。 3 児孫 ⇔ ダイソ 乃祖 汝の祖父。転じて、一般に、祖父を指す。 4 樗櫟 ⇔ ギョウソ 翹楚 「翹」は高くぬきんでる、…

漢字検定1級過去問 平成30年(2018年)度【第3回】 熟語音読・一字訓読

1 淹漬 えんし 水につかること。また、水につけること。水びたし。ひたす。 2 淹す ひた(す) 3 摎結 きゅうけつ まつわり、結びつく。 4 摎わる まつ(わる) 5 曄桃 ようとう 輝き照っている桃。 6 曄く かがや(く) 7 鬯浹 ちょうしょう のびのびと、ひろ…

漢字検定1級過去問 平成30年(2018年)度【第3回】 語義選択

1 鹵莽 ろもう 軽率で不用心なこと。事をなすのに粗略なこと。粗忽。疎漏。 2 巾幗 きんかく 女性の頭の飾り、または、喪中にかぶる頭巾。転じて、女性。 3 鳳字 ほうじ (「鳳」の字を分解すると凡と鳥の2字になるから)凡庸の人をあざけっていう語。 4 木強…


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