01 | 大地が皺曲して山岳を造る | しゅうきょく |
地層が波のように湾曲している状態をいう。 | ||
02 | 施薬院建立の懿旨が下った | いし |
皇后・皇太后のおおせ。 | ||
03 | 脳髄中に奇怪な想念が蟠結していた | はんけつ |
複雑に入り組み、むすぼれる。盤結。 | ||
04 | 便嬖の臣を遠ざける | べんぺい |
便辟。そばに仕える気に入りの者。 | ||
05 | 峨々たる巉巌がそそり立つ | ざんがん |
山がごつごつと切りたっているさま。 険しい山。嶄巌。 |
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06 | 日ならずして匪賊は勦殄された | そうてん |
皆ごろしにして、滅ぼし尽くす。 | ||
07 | 山野に自生する菌蕈の類を珍重した | きんしん |
きのこ類の総称。 | ||
08 | 書状の冒頭に寒暄を叙した | かんけん |
寒さと暖かさ。寒温。 時候のあいさつ。寒暄を叙する。 |
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09 | 煢然として我独り異邦の地に存えた | けいぜん |
①孤独でたよりないさま。 ②憂えるさま。 |
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10 | 池に遊ぶ鳧翁を飽かず眺めていた | ふおう |
①かものくびに生えた毛。「翁」は、鳥の首の上からかぶさる毛。 ②雄がも。 |
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11 | 疲弊せる億兆の民を綏撫する | すいぶ |
なだめて、やすらかに落ち着かせる。 | ||
12 | 澹として水の如き交わりである | たん |
しずかで安らかなさま。 | ||
13 | 孱顔に足を投げ出し空山に蝨を捻る |
さんがん せんがん |
山の高いさま。 山がやせほそって険しいさま。「顔」は、山の高くかどだった所。 |
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14 | 官吏怠慢にして糴糶の煩を厭う | てきちょう |
穀物の売買。 | ||
15 | 衰老を養うに糜粥飲食を行う | びしゅく |
かゆ。 | ||
16 | 木の罌缶を以て軍を度し安邑を襲う | おうふ |
口の部分が小さく、腹部が大きいかめ。 | ||
17 | 畚土基其の高きを成さず | ほんど |
もっこで盛った土。 | ||
18 | 転た相因仍し其の本を正す莫し | いんじょう |
相つぐ。従来のしきたりによる。 | ||
19 | 茜衫年旧り蓬鬢霜新たなり | せんさん |
赤い服。 | ||
20 | 勖率を忘るる無く以て人倫を厚くせよ | きょくそつ |
つとめひきいる。 |