01 | 知情の悖反が生の裂罅を生む | れっか |
さけめ。われめ。ひび。 | ||
02 | 豪放跌宕の気性で狩りを好んだ | てっとう |
細事にこだわらず、のびのびしていること。 また、のびのびとして大きいこと。雄大。跌蕩。 |
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03 | 先王の遺孽を擁する軍に左袒する | いげつ |
①父に死なれた妾腹の子。 ②後にのこった卑しい血統のもの。 |
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04 | 荊榛を抜き蒙茸を侵す | もうじょう |
乱れてもやもやしているさま。 | ||
05 | 謨猷を巡らし国家百年の大計とする | ぼゆう |
はかりごと。謨猷籌画。 | ||
06 | 竹を伐って籬垣を結う | りえん |
かきね。まがき。 | ||
07 | 比党して擠陥讒誣を事とする | せいかん |
「擠陥」は悪意を持って罪に陥れること。 「讒誣」は罪をでっち上げて、その罪で非難すること。 |
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08 | 関東一円を睥睨していた | へいげい |
①横目で見ること。流し目に見ること。 ②あたりをにらみつけて勢いを示すこと。 |
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09 | 饕餮文の鼎が展示してある | とうてつもん |
古代中国の器物、特に殷・周時代の銅器に見られる、 眼と角を強調した奇異な獣面文様。 |
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10 | 延袤万余里に及んだ | えんぼう |
土地の広さや、長さ。 「延」は東西、「袤」は南北の広がりの意。 |
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11 | 鼯鼠さながらの身の軽さであった | ごそ |
リス科の夜行性の動物。猫ぐらいの大きさで、木から木へ滑空する。 ムササビ、モモンガの類。 |
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12 | 靦然として顔色一つ変えぬ | てんぜん |
「靦」は、まのあたりに見る意。 平気で人を見るさま。恥じる顔つきのないさま。 |
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13 | 将軍自ら傷口を浣滌した | かんでき |
あらいすすぐ。 | ||
14 | 竇窖を穿ち秘仏を蔵める | とうこう |
あな。また、あなぐら。 「竇」は、物を出し入れするあな。「窖」は、奥のつまったあな。 |
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15 | 並み居る貴顕斉しく冕旒を拝した | べんりゅう |
冕の前後にたれ下げる飾りの玉。 | ||
16 | 朝暾六合に瀰漫し明光を放つ | びまん |
広がりはびこる。 | ||
17 | 谷中暗水響くこと滝滝たり | ろうろう |
水の流れる音のさま。 | ||
18 | 叶洽の歳、歳陰未に在り | きょうこう |
叶洽の年…歳陰で未(ヒツジ)にあたる。 | ||
19 | 民をして盻盻然たらしむ | けいけいぜん |
「孟子・滕上」 「盻盻」は、つとめ苦しんでやまない様子。 |
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20 | 廩粟を発きて以て衆貧に賦つ | りんぞく |
倉庫にある米。 役所から支給される穀物。ふち米のこと。 |