01 | 偸安の夢を愒っていた | とうあん | ||
将来のことを考えず目前の安楽をむさぼること。 | ||||
02 | 鑰匙は監獄官吏が保管する | やくし | ||
かぎ。錠の穴に差しこんで錠を開閉する金具。 | ||||
03 | 要件の欠缺により請求を棄却する | けんけつ | ||
適用すべき法の規定が欠けていること。 | ||||
04 | 頭頂の肉髻が三十二相の一を表す |
にっけい にくけい |
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仏の顔かたちを規定する三十二相のうちの一つ。 頭頂が丸く少し高くなってまげのようになっているもの。 |
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05 | 清涼殿の庭に乞巧奠の香の匂いが漂う |
きっこうでん きこうでん |
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乞巧をいのる祭り。七夕祭のこと。 | ||||
06 | 草莽の臣として国難打開に挺身した | そうもう | ||
草むら。 転じて、民間にいること。 |
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07 | 老臣扈遊して漸く東帰せり | こゆう | ||
天子のお供として一緒に旅行すること。 | ||||
08 | 寒山の霜葉紅きこと魚顋の如し | ぎょさい | ||
魚のえら。 | ||||
09 | 欹歟の声を上ぐること数遍す | いよ | ||
感歎の声。 | ||||
10 | 婬虐を極め妲己も斯くやと思わせた | だっき | ||
①中国、殷の紂王の寵妃。淫楽・残忍を極め、王とともに周の武王に殺害された。 ②性悪で人に害を与える女。 |
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11 | 賊衆乱れ、山を棄てて下り丐命す | かいめい | ||
①命の助かることを願う。助命を求めること。 ②命乞い。 |
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12 | 儡儡として喪家の狗の如し | らいらい | ||
疲れ弱るさま。 | ||||
13 | 神霊を動かし百年の淤淀澄清と為る |
おでん おてん |
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沈んでかたまったどろ。どろのかたまり。 | ||||
14 | 恰も獺多くして魚擾るが如きなり | だつ | ||
かわうそ。 | ||||
15 | 弦を控えて風塵を覘望す | てんぼう | ||
うかがい望む。遠くからようすを見ること。 | ||||
16 | 夫差乃ち幎を為り面を冒いて死せり | べき | ||
とばり。おおい布。 | ||||
17 | 半生歓娯無きも初め湮阨と為さず | いんやく | ||
不幸。 | ||||
18 | 首楞厳三昧を得て自在に衆生を済度す | しゅりょうごん | ||
菩提をすみやかに得るための行法を説いたもの。 | ||||
19 | 既にして方広東被し教肄南移す | きょうい | ||
教え習わせること。 | ||||
20 | 棲遅薛越を忘るること勿れ | せつえつ | ||
気ままにでたらめをすること。 |