01 | 聖母像に跪拝する | きはい |
ひざまずき身をかがめて礼拝すること。 | ||
02 | 多くの衙門が建ち並ぶ | がもん |
役所。官庁。官衙。 もとは牙門。「衙」は「つかさ」の意。 |
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03 | 山巓から霧が滑り降りてきた | さんてん |
山のいただき。山頂。 | ||
04 | 須臾の間も忘れることがなかった | しゅゆ |
しばらくの間。ほんの少しの間。 | ||
05 | 浮萍の如く妄想が去来する | ふへい |
①うきくさ。 ②住居の定まらないもののたとえ。 |
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06 | 整然とした街衢が続く | がいく |
まち。ちまた。 | ||
07 | 輓近の世界情勢から眼が離せない | ばんきん |
ちかごろ。最近。 | ||
08 | 咫尺を弁ぜざるほどの霧である | しせき |
距離が非常に近いこと。 | ||
09 | 兜率天宮さながらの宮殿楼閣であった | とそつてん |
欲界六天の第4位。内外二院ある。 内院は将来仏となるべき菩薩が最後の生を過ごし、現在は弥勒菩薩が住むとされる。 |
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10 | 仏前の龕灯が揺らぐ | がんとう |
仏壇のともしび。 | ||
11 | 世俗の塵埃にまみれた生活を送った | じんあい |
①ちりやほこり。ごみ。 ②よごれて、わずらわしいもの。俗世間。俗事。 |
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12 | 肇国の記念日を休日とした | ちょうこく |
国をひらきはじめること。 | ||
13 | かつて昇汞を殺菌消毒に使用した | しょうこう |
塩化第二水銀の別称。 | ||
14 | 議論は粗鹵にして誤謬が多い | そろ |
粗末で役に立たないこと。疎漏でうるおいのないこと。また、そのさま。 「鹵」は、荒れ地、作物の育たない不毛の土地、また「魯」に通じて、にぶい、おろかの意。 |
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15 | 窃かに赧然として羞じろんだ | たんぜん |
恥じて赤面するさま。 | ||
16 | 野菜が庖厨に転がっている | ほうちゅう |
くりや。だいどころ。 | ||
17 | 紫がかった雲が靉靆と棚引く | あいたい |
①雲の盛んなさま。気持や表情が暗いさま。また、曖昧ではっきりしないさま。 ②眼鏡のこと。 |
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18 | 舳艫千里、旌旗空を蔽う | じくろ |
へさきととも。 船首と船尾。 |
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19 | 二豎虐を為す | にじゅ |
病魔。転じて、病気。「豎」は子ども。病んだ晋の景公が、病魔が二人の子どもになり、 良医をおそれて肓(こう)の上、膏(こう)の下に隠れた夢をみた故事による。 |
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20 | 倉廩実ちて礼節を知る | そうりん |
米穀をたくわえるところ。 穀物ぐらや米ぐら。 |