01 | 成年に達し婚娶に至った | こんしゅ |
よめいりとよめとり。夫婦の縁組。 | ||
02 | 師の遺訓を服膺する | ふくよう |
心にとどめて忘れないこと。胸にとめて常に行うこと。 「膺」は胸の意。 |
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03 | 金的を射止め抃舞して喜ぶ | べんぶ |
手を打って舞うこと。喜びをあらわすさま。 「抃」は手を打つ意。 |
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04 | 斯道の大家に贄を執る | し |
執贄(しつし)。古く中国で、初めて師をおとずれる時、贈物として持参したもの。 転じて、入門する時に持参する謝礼の金品。束脩(そくしゅう)。 |
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05 | 闔国の民が文明の恩沢に潤う | こうこく |
全国。挙国。国じゅう。 「闔」は、すべての意。 |
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06 | 冪冪たる雲を貫き光が射した | べきべき |
雲などが一面におおいかぶさって暗いさま。 | ||
07 | 武員を崇重し、文職を藐視した | びょうし |
軽んじること。軽視。蔑視。 | ||
08 | 波静かな浦に漁家蜑戸が連綴する | たんこ |
蜑人の住む家。また、その家族。 あまの家。 |
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09 | 質素な午餉を摂る | ごしょう |
昼食。ひるめし。 | ||
10 | 天子と社稷は運命を共にした | しゃしょく |
①昔の中国で、建国のとき、天子・諸侯が壇を設けて祭った土地の神(社)と五穀の神(稷)。 ②国家。朝廷。 |
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11 | 瞿然としてその場に立ち竦んだ | くぜん |
驚いてきょろきょろするさま。驚いておどおどするさま。恐れるさま。 喜ぶさま。せわしいさま。憂い悲しむさま。 |
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12 | 天体の運行を考覈する | こうかく |
考え調べて物事を明らかにすること。 「覈」は調べる意。 |
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13 | 孱弱な躯で長途の旅に出る | せんじゃく |
ひよわなこと。 | ||
14 | 諂諛の文字を臚列して恥じない | てんゆ |
おもねりへつらうこと。 | ||
15 | 将軍の驍名が語り伝えられた | ぎょうめい |
武勇の評判。 | ||
16 | 両三度の敗衄に屈しない | はいじく |
戦いにまけること。 「衄」は、くじける意。 |
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17 | 恋情の羈縻を脱せんともがいた | きび |
つなぎとめること。また、そのもの。 「羈」は馬の手綱、「縻」は牛の引綱の意。 |
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18 | 罪人を辺疆の戍卒に充てる | じゅそつ |
城塞などを守る兵卒。警固の兵士。 | ||
19 | 両国間に釁端を啓く遠因となった | きんたん |
不和のいとぐち。争いの始まり。 「釁」はすきまの意。 |
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20 | 鶉衣百結の修行僧に喜捨する | じゅんい |
うずらの尾のように、見すぼらしいつぎはぎの着物。 |