01 | 大使としてロンドンに駐箚した | ちゅうさつ |
官吏が職務上の理由で任地に滞在すること。 「箚」は「扎」と同じで、メモや公文書をひもでとじてとめおくこと。 |
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02 | 喟然として歎息を漏らした | きぜん |
ためいきをついて嘆くさま。 | ||
03 | 石窟寺院の龕像を礼拝する | がんぞう |
石窟寺院の壁面などに設けた龕(厨子の形にえぐった凹み)の中に安置した像。 | ||
04 | 王には夭殤した王子があった | ようしょう |
負傷や急病で若死にすること。 | ||
05 | 日が傾き山の皺襞が際立ってきた | しゅうへき |
しわと、ひだ。 衣服のしわ、山肌に刻まれたひだなど。 |
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06 | 村は兵燹に罹り灰儘と化した | へいせん |
戦争のためにおこる火事。「燹」は、野火。 転じて、戦争。 |
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07 | 殊の外青瓷を好んだ | せいじ |
銅を呈色剤とした緑色の釉(うわぐすり)を表面にかけた陶器。 緑釉陶器。 |
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08 | 幾条もの薜蘿が危巌を葡う | へいら |
①かずらと、つた。つる状にのびてまとわりつく植物の総称。 ②隠者の服。 |
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09 | 宝幡及び鏡匳を寺に施入する | きょうれん |
鏡を入れるはこ。 | ||
10 | 窓櫺から曙光が射し込む | そうれん |
窓の小さい格子。 れんじ。また、れんじ窓。 |
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11 | 青銅器の饕餮文を模写する | とうてつ |
①財貨・金銭をむさぼること。凶悪な者のたとえ。 ②怪獣の名。殷・周のころ、その姿を銅器などに刻んで飾りとした。 |
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12 | 導師は徐に磬を打ち鳴らした | けい |
吊り下げ、撞木(しゅもく)で打ち鳴らす楽器。 中国、秦・漢時代には「へ」の字形の板石を用いた。 |
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13 | 淫祀に惑溺する者もあった | いんし |
いかがわしい神を祭ること。 | ||
14 | 先帝の遺孼を擁して軍を起こす | いげつ |
① 死後に残された妾腹(めかけばら)の子。正統ではないが血をひくもの。 ② 滅びた家の血統をひくもの。また、残党。余孼。 |
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15 | いまだ識閾に達していなかった | しきいき |
ある意識作用の生起と消失との境界。 | ||
16 | 命じて諸方に桑柘を植えしめた | そうしゃ |
やまぐわ。 | ||
17 | 信者たちの多くは磔殺された | たくさつ |
はりつけにして殺すこと。 | ||
18 | 髫齔にして漢籍の素読を課せられた | ちょうしん |
ぬけかわりかけている乳歯。7、8歳の年ごろのこと。 また、その頃の子ども。 |
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19 | 家郷の子弟を豢養す | かんよう |
やしない育てること。 | ||
20 | 杳として原ぬべからず | よう |
暗いさま。深く広いさま。はるかなさま。 はっきりわからないさま。 |