01 | 岡隴の緩やかな起伏を辿る | こうろう |
おか。 中央の高く盛り上がった所。 |
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02 | 禍乱を戡定して天下を統一する | かんてい |
戦争に勝って平定する。 | ||
03 | 巻繊料理で客をもてなした | けんちん |
黒大豆のもやしをごま油で炒いり、湯葉で巻いて煮びたしにしたもの。 くずした豆腐を加え湯葉などで巻き、油で揚げたもの。 |
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04 | 日没を待たず溘焉として逝く | こうえん |
にわかなさま。急なさま。 「溘」は、たちまちの意。多くは人の死の形容に用いる。 |
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05 | 卮酒に月を浮かべる | ししゅ |
さかずきについだ酒。 | ||
06 | 田圃の悪莠を芟除する | あくゆう |
有害な雑草のこと。 | ||
07 | 刱造の大業に尽瘁した | そうぞう |
創造に同じ。 新たに造ること。新しいものを造りはじめること。 |
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08 | 蓖麻子油を下剤に使用する | ひましゆ |
トウゴマの種子をしぼって得た油。 無色ないし暗緑色の脂肪油で、粘性の不乾性油。下剤とする。 |
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09 | 大濤が白鬣を振るって押し寄せる | はくりょう |
白いたてがみ。 ここでは、波浪の形容。 |
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10 | 羸瘠の身で諸国遊説に出立した | るいせき |
つかれてやせる。 | ||
11 | 耨耜の具を入念に手入れする | どうし |
くわ(耨)とすき(耜)。 供に農耕の道具。 |
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12 | 先師の凛冽たる遺偈に接する |
いげ ゆいげ |
高僧が死後に遺した偈。 「偈」とは、経・論などの中に、韻文の形で、仏徳を賛嘆し教理を述べたもの。 |
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13 | 緡銭を投げて寄越した | びんせん |
①さしに貫いた銭。 ②孔のある銭。あなあきせん。 |
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14 | 醴泉を飲み竹の実を食う | れいせん |
あまいいずみ。味のよい泉。 | ||
15 | 怪光を放つ孛星が天空を掠めた | はいせい |
箒星(ほうきぼし)の異称。 | ||
16 | 両者の間に蟻垤と山岳の差がある | ぎてつ |
ありづか。 | ||
17 | 名家は苛察にして繳繞す | きょうじょう |
からまりまつわる。 転じて、こだわる。 |
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18 | 太祖崩じて抔土未だ乾かず | ほうど |
手ですくうほどのわずかな土。 墓の土。太祖が崩御して、まだそんなに時間が経過していない意。 |
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19 | 危簗蘚剥し漬墨虫穿す | しぼく |
よごれて黒くなる。 | ||
20 | 状貌崟崟として峨峨たり | ぎんぎん |
高峻。高く険しいさま。 また、数の多いさま。 |