142-00.5 鹿 |
音 | ロク | |||||
訓 | か | しか | |||||
鹿の子草 | … | かのこそう | オミナエシ科の多年草。東アジアの温帯に分布し、日本の山地草原にも自生。 | ||||
逐鹿 | … | ちくろく | ①(鹿を帝位にたとえる。また、「鹿」の字音が「禄」に通ずるところから)帝位を争うこと。 ②政権や地位を得るために、互いに競争すること。 |
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馬鹿 | … | ばか | ①おろかなこと。社会的常識に欠けていること。また、その人。愚。愚人。あほう。 ②取るに足りないつまらないこと。無益なこと。また、とんでもないこと。 ③役に立たないこと。 ④馬鹿貝の略。 ⑤(接頭語的に)度はずれて、の意。 |
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鹿苑 | … | ろくえん ろくおん |
①ろくえん…しかを放し飼いにした庭園。 ②ろくおん…「鹿野苑」の略。釈迦が悟りをひらいた後、はじめて教えを説いたという所。 |
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鹿骸 | … | ろくがい | びくつく。人民の驚き騒ぐことのたとえ。 ▽しかが驚きやすい性質であることから。 |
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鹿柴 | … | ろくさい | しかを放し飼いにしておく所の、囲いのさく。 「鹿角(ろっかく)」と同じ。 |
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鹿豕 | … | ろくし | しかと、いのこ(ぶた)。 愚か者のこと。 |
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鹿車 | … | ろくしゃ | 小さい車。▽しかが一頭だけしか入らないほどの車。 細長くつらねた糸をくる車。糸ぐり車。 |
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鹿茸 | … | ろくじょう | 薬の名。しかの古い角が落ちて、その後にはえたばかりの新しい角をかげ干しにしたもの。 | ||||
鹿盧 | … | ろくろ | ①=鹿櫨・轆轤。重い物を引っぱったり、引きあげたりするのに使う滑車。 ②むかしの剣の名。剣首に鹿盧形の玉飾りがついていた。 |
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鹿裘 | … | ろっきゅう | しかの皮でつくった皮衣。 | ||||
麑鹿 | … | げいろく | 鹿の子。昔、卿大夫(けいたいふ)が贈り物にした。 | ||||
麋鹿 | … | びろく | ①となかいと、しか。 ▽世の中の俗事に心を煩わされず、自分の思うとおりに静かな生活を送ることにたとえる。 ②いなかふうで上品でないこと。 |
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失鹿 | … | しつろく | 天子の位をうしなう。 ▽「鹿」は、天子の位のたとえ。 |
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銀鹿 | … | ぎんろく | 主人に忠実に仕える下男。忠僕のこと。 ▽唐の顔真卿(がんしんけい)に一生仕えた忠僕の名から。 |
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中原に鹿を逐(お)う | 群雄が天子の位をめぐって争うたとえ。 また、ある地位や権力の座をねらって関係者が争うたとえ。 |
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秋の鹿は笛に寄る | 恋に身を滅ぼすたとえ。また、弱みにつけ込まれやすいことのたとえ。 秋に発情期を迎える雄鹿は、雌鹿の鳴き声に似せた鹿笛にさえ近寄ってきて、人に捕らえられることから。 |
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鹿爪らしい | 緊張してまじめそうなようす。 もっともらしい。「―い態度」 |
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鹿を指して馬と為(な)す | 道理のとおらないことを無理に押しとおすたとえ。 また、まちがいを認めずに押しとおすたとえ。 |
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鹿を逐(お)う者は山を見ず | 一つのことに熱中して、他のことをかえりみる余裕がなくなることのたとえ。 また、利欲・色欲におぼれる者は道理を忘れることのたとえ。 |
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桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿 | 桜の枝は切らないのがよく、梅は切るのがよいということ。 | ||||||
鹿の角を揉む | (鹿の角をさいころの材とするからか) 賭博に夢中になる。 |
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鹿の角を蜂が刺す | 一向に手ごたえがない。何の痛痒も感じないことにいう。しかの角を蜂が刺す。 |
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