01 | 国難を論じてテンダイの筆を揮う | 椽大 |
02 | ウラボンエに父祖の御霊を迎える | 盂蘭盆会 |
03 | 組織のタガが緩み不祥事が続発する | 箍 |
04 | センカンたる清流の響きが暑気を払う | 潺湲 |
05 | 何度問い合わせても梨のツブテだ | 礫・飛礫 |
06 | ソウソウたる顔触れの役者を揃える | 錚錚 |
07 | 出先でウドンスキを振る舞われた | 饂飩鋤 |
08 | 世紀末にタイトウの風が瀰漫した | 頽唐 |
09 | 俄然急進派が勢力をモタげてきた | 擡 |
10 | ユウヤクの調合に独自の工夫がある | 釉薬 |
11 | 苦心の作をボロクソに貶された | 襤褸糞 |
12 | サンジョクに就くまで働き続ける | 産褥(蓐) |
13 | 仇敵をテグスネ引いて待ち受けた | 手薬煉(練) |
14 | 木簡にヒノトウシの年とあった | 丁丑 |
15 | 死の床で詠んだ俳聖のカクリンである | 獲麟 |
16 | 境内が世尊入滅のカクリンを思わせる | 鶴林 |
17 | 春の夕べにウラ悲しい思いが募る | 心 |
18 | ウラ枯れた野山を北風が吹き過ぎる | 末 |
19 | 成分をミリグラム単位で表示する | 瓱 |
20 | 軈て生まれた子がカスガイとなった | 鎹 |