01 | 天下の彝倫を国民の良識に求める | いりん |
人として常に守るべき道。 「彝」は常、「倫」は道の意。 |
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02 | 漆黒の雲鬢を梳る | うんびん |
女性の毛髪を雲に例えた美称。 また転じて、美女。 |
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03 | 輿論を提撕して国策の是非を問う |
ていせい ていぜい |
①後進者を教導すること。 ②奮いおこすこと。盛んにすること。ひっさげること。 |
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04 | 孳孳として学業に勉励する |
しし じじ |
物事に熱心に励むさま。 | ||
05 | 竈煙に燻された梁に家の歴史を見る | そうえん |
かまどの煙。 | ||
06 | 法廷で贏輸を決する | えいしゅ |
かちまけ。勝負。 | ||
07 | 巉巌峨峨として嶮岨を極めた | ざんがん |
山がごつごつと切りたっているさま。 険しい山。 |
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08 | 理非曲直を甄別する | けんべつ |
人の賢否(けんぴ)をはっきりと見わけること。人才をえらぶこと。 「甄」は見わける意。 |
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09 | 都の中央に官衙が集中している | かんが |
役所。官庁。 「衙」は役所の意。 |
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10 | 偈を作って悟境接を提示する | げ |
経・論などの中に、韻文の形で、仏徳を賛嘆し教理を述べたもの。 | ||
11 | 安佚遊冶な生活を送る | あんいつ |
①安んじて楽しむこと。 ②何もしないで遊び暮らすこと。 |
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12 | 先代の遺孼の元に旧臣が馳せ参じた | いげつ |
① 死後に残された妾腹(めかけばら)の子。正統ではないが血をひくもの。 ② 滅びた家の血統をひくもの。また、残党。余孼。 |
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13 | 両者にさほどの軒輊はない | けんち |
①あがりさがり。高低。「軒」は車の前が高くあがること、「輊」は車の前が低くさがること。 ②優劣。軽重。 |
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14 | 暇を偸んで倥偬の間に記した | こうそう |
いそがしいこと。 | ||
15 | 嘖嘖たる名声を博した | さくさく |
口々に言いはやすさま。「好評―」。 | ||
16 | 初めて膂力の衰えを自覚した | りょりょく |
筋肉の力。腕力。 | ||
17 | 隣国と干戈を交えることとなった | かんか |
①たてとほこ。武器。 ②転じて、いくさ。 |
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18 | 諸侯が皇帝に朝覲する | ちょうきん |
①中国で、諸侯または属国の王などが参内して皇帝に拝謁すること。 ②天皇が父帝や母后の御所に行幸すること。 |
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19 | 乱世の梟雄に相応しい末路を迎えた | きょうゆう |
勇ましく強いが残忍な人物。 | ||
20 | 綢繆の情が桎梏となる | ちゅうびゅう |
①まとい包むこと。なれしたしむこと。むつびあうこと。 ②結びしばること。 |