01 | 紅裙を翻して艶やかに舞う | こうくん |
美人。芸妓。 紅色のすその意。 |
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02 | 救い米が領内の窮民に贍給された | せんきゅう |
めぐみあたえること。 「贍」は豊かの意。 |
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03 | 閘門を開閉して水位を調節する | こうもん |
①運河・放水路などにおいて水面を一定にするための水量調節用の堰(せき)。 ②船舶を高低差の大きな水面で昇降させる装置。 |
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04 | 闔国の黔黎が鴻化に浴した | けんれい |
人民。庶民。百姓(ひゃくせい)。 冠をかぶらずに黒髪をあらわしていることから。また、一説に、黒頭巾をかぶったから。 |
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05 | 老臣が幼君を傅育した | ふいく |
かしずき育てること。 | ||
06 | 操觚界の見識の高さが示された | そうこ |
文筆に従事すること。 操觚界…新聞・雑誌その他評論に従事する人々の社会。 |
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07 | 羸痩の身に鞭打って国事に奔走する | るいそう |
①疲れやせること。衰えやせること。 ②内分泌障害・脳疾患などにより脂肪組織が消失して極度にやせること。 |
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08 | 輿論を提撕し伝統を擁護する |
ていせい ていぜい |
①後進者を教導すること。 ②奮いおこすこと。盛んにすること。ひっさげること。 |
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09 | 警蹕の声が四囲に響き渡った | けいひつ |
天皇または貴人の出入り、神事の時などに、先払いが声をかけて、あたりをいましめること。 「蹕」は道行く者を止める意。「しし」「おし」「おしおし」などと発声。みさきおい。 |
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10 | 今回の糶売では無比の逸品である | ちょうばい |
①米を売ること。うりよね。 ②せりうりすること。 |
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11 | 大纛に随従して本営に赴いた |
たいとう だいとう |
①衛府の標識とする旗竿の頭部につける、ヤクの尾の黒毛の束。おおがしら。 ②①をつけて陣所に立てた、幡(ばん)と呼ぶ旗の一種。 |
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12 | 金銀楮幣が広く流通した | ちょへい |
紙幣。さつ。 | ||
13 | 嘖嘖たる名声に包まれている | さくさく |
口々に言いはやすさま。「好評―」。 | ||
14 | 主君の乱行を諫諍する | かんそう |
争ってまでもいさめること。 | ||
15 | スペイン駐箚大使として赴任した | ちゅうさつ |
官吏が職務上の理由で任地に滞在すること。 「箚」は「扎」と同じで、メモや公文書をひもでとじてとめおくこと。 |
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16 | 不測の事態が前途を壅塞した | ようそく |
ふさぐこと。 また、ふさがること。 |
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17 | 室に忿嫉の声無く、和煦の色有り | わく |
春の日の暖かなこと。 | ||
18 | 雲は心無くして以て岫を出でたり | しゅう |
山の洞穴。また、山頂。 | ||
19 | 噴嚏する時は則ち人我を道う | ふんてい |
くさめ。くしゃみ。 | ||
20 | 酒醴を作るとせば爾はこれ麴櫱なり | しゅれい |
酒とあまざけ。 |