01 | 瑇瑁の簪を挿している | たいまい |
ウミガメ科のカメ。中形で、甲長約70センチメートル。 背甲は鼈甲(べっこう)といい珍重、各種の装飾品に製作。 |
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02 | すでに擣碪の音も絶えた | とうちん |
きぬたをうつ。 | ||
03 | 国の未来を謬らせる荼毒となる | とどく |
非常に苦しめしいたげること。 | ||
04 | 園内の雑草を芟除する |
さんじょ せんじょ |
刈り除くこと。除き去ること。芟鋤。 | ||
05 | 各地の反乱を悉く戡定した | かんてい |
戦争に勝って平定する。 | ||
06 | 援軍もなく糧餉も尽きた | りょうしょう |
糧食。かて。かれい。 | ||
07 | 大小無数の冢塋を見る | ちょうえい |
つか。はか。墓所。墳墓。 | ||
08 | 俊彦を求めて後人を啓迪せしめる | けいてき |
教え導く。教導。 | ||
09 | 文章を吟味して贅肬を刪る | ぜいゆう |
いぼ。 転じてよけいなもの。役にたたないもの。 |
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10 | 文字と思しき楔状の刻印が認められる | けつじょう |
くさび形。 | ||
11 | 蓖麻を栽培して油をとる | ひま |
トウゴマの漢名。 | ||
12 | 農民たちは翕然として一揆を結んだ | きゅうぜん |
多くのものが集まって一つになるさま。また、一致するさま。 「翕」はあつまる意。 |
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13 | 闃寂とした夜の巷を歩む | げきせき |
しずかでさみしいこと。静寂。 | ||
14 | 古人の意を知って説懌する | えつえき |
しこりがほぐれてよろこぶ。 | ||
15 | 同異を剖析し、是非を甄別する | けんべつ |
人の賢否(けんぴ)をはっきりと見わけること。人才をえらぶこと。 「甄」は見わける意。 |
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16 | 群鳥胙余を幸いに云う | そよ |
供え物の肉のあまり。 祭りの余肉。 |
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17 | 童奴は哂笑し妻子は罵る | しんしょう |
あざ笑うこと。 | ||
18 | 杲乎として天に登るが如し | こうこ |
高いさま。 | ||
19 | 鴻雁翔天の翼あれども栩栩の捷なし | くく |
よろこぶさま。 よろこばしげなさま。 |
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20 | 宮廷の花木嬋娟として朝暾に媚ぶ | ちょうとん |
あさひ。朝旭。朝陽。 「暾」は、まるい太陽の意。 |