01 | 幽邃の地に山墅を営む | さんしょ |
山中の別荘。山荘。 | ||
02 | 可憐な丫鬟が目に留まった | あかん |
①あげまきに結んだ髪。 ②転じて、頭をあげまきにした幼女。また、年少の侍女、腰元、婢。 |
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03 | 一隅に囁囁の語が起こった |
しょうしょう しょうじょう |
ささやく。 | ||
04 | 多項式の各項を降冪の順に排列する | こうべき |
多項式で、ある文字について、次数の大きい項から順に並べること。 ax2+bx+cなど。 |
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05 | 珠玉の遺作に頌辞を手向けた | しょうじ |
ほめたたえることば。頌詞。 | ||
06 | 巨大な丘垤が点在する | きゅうてつ |
蟻塚(ありづか)のこと。 | ||
07 | 僧兵が大挙して嗷訴に及んだ | ごうそ |
為政者に対し、徒党を組んで強硬に訴えること。 | ||
08 | 月夜の海に欸乃の声を聞く |
あいだい あいない |
漁夫が船をこぎながら歌う歌。ふなうた。 | ||
09 | 生の繋縛を斫断せんことを希う | しゃくだん |
切り断つ。 断ち切る。 |
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10 | 村の翁媼を訪ねて昔話を聞いた | おうおう |
おきなと、おうな。 おじいさんと、おばあさん。 |
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11 | 流離の年月を僂指する |
るし ろうし |
指折り数える。 一説に、素早くさし示して述べる。 |
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12 | 卓犖たる論弁の才が具わる | たくらく |
他よりぬきん出てすぐれていること。卓越。 「卓」も「犖」もすぐれる意。 |
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13 | 兵士は皆青窄の襯衫を着した | しんさん |
はだ着。下着。 | ||
14 | 甲戌の歳には都に大火があった | こうじゅつ |
十干と十二支とを組み合わせたものの第一一番目。きのえいぬ。 | ||
15 | 金融界の混乱が市場を壅塞した | ようそく |
ふさぐこと。 また、ふさがること。 |
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16 | 盍簪の間に自説を披瀝する | こうしん |
友達どうしをよせ集めること。転じて、友達どうしの集合のこと。 「簪」は、髪の毛を集めてとめるかんざし。 |
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17 | 側近の佞諂を厭悪した | ねいてん |
ただこびへつらい褒誉を乞う。 | ||
18 | 疇昔の景物が眼前に髣髴する | ちゅうせき |
①きのう。昨日。 ②先日。先ごろ。また、昔。 |
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19 | 湖沼は延袤里許、深さ測るべからず | えんぼう |
土地の広がり。広さ。また、長さ。 「延」は横のことで東西を意味し、「袤」は縦のことで南北を意味する。 |
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20 | 哽噎して語る能わず | こうえつ |
のどを詰まらせてむせび泣く。 |