01 | 巉巌に登って下望する | ざんがん |
山がごつごつと切りたっているさま。 険しい山。 |
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02 | 武人の心をも震慴させる | しんしょう |
おそれてちぢこまる。 | ||
03 | 邨醸野肴のもてなしを受けた | そんじょう |
どぶろく。田舎酒。 | ||
04 | 上廁の間も油断がならなかった | じょうし |
便所にはいること。 | ||
05 | 側らに面差し美しい丫頭が侍していた | あとう |
頭をあげまきにした年少の侍女。 小間使。 |
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06 | 巫女のもとへ翕然と村人が集まった | きゅうぜん |
多くのものが集まって一つになるさま。また、一致するさま。 「翕」はあつまる意。 |
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07 | 村媼にいっぱい喰わされた | そんおう |
いなかのばあさん。村の老女。 | ||
08 | 人々の間に倦怠感が瀰漫していた | びまん |
気分や風潮などが一面にみなぎること。 ひろがりはびこること。 |
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09 | 利害損得を甄別して行動に移る | けんべつ |
人の賢否(けんぴ)をはっきりと見わけること。人才をえらぶこと。 「甄」は見わける意。 |
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10 | 糶糴売買が活況を呈する | ちょうてき |
①売り米と買い米。穀物の売買。 ②取引所で行なわれる取引方法の一種で、売手一人に買手二人以上の競売(せりうり)と買手一人に売手二人以上の競買(せりがい)の総称。 |
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11 | 胙肉を賜って退出した | そにく |
祭りのとき、神に供え、祭りがすんでから人々に配る肉。ひもろぎ。 | ||
12 | 躡足附耳して注意を促す | じょうそく |
躡足附耳…他人にわからないように話すために、相手の足をふんで合図をし耳をつけてそっと話す。 | ||
13 | 詩作の営みを自ら獺祭と称した | だっさい |
かわうそが自分のとった魚を食う前にならべること。 転じて、詩文などをつくるときに、多くの参考書を左右にならべること。 |
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14 | 鶉衣百結の托鉢僧に喜捨する | じゅんい |
うずらの尾のように、見すぼらしいつぎはぎの着物。 | ||
15 | 智愚一視して畛畦を設けない | しんけい |
田のうね。さかい。 物の隔てをなすにいう。 |
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16 | 腋窩に冷や汗をかいた |
えきか えきわ |
左右のわきのしたの、くぼんだ所。 | ||
17 | 瓊葩綉葉の春日に遊ぶ | けいは |
玉のように美しい花。 | ||
18 | 宜しく庠序を興すべし | しょうじょ |
中国古代の学校。 | ||
19 | 蚊蜹膚を咬み虎狼肉を食らう | ぶんぜい |
蚊やブユ。 力量にあった成果しか得られない意。 |
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20 | 万牛臠炙し万甕酒を行う | れんしゃ |
肉を切って炙ること。 切り身の照り焼き。 |