01 | 繭紬の洋傘を差す | けんちゅう |
経緯(たてよこ)に柞蚕糸(さくさんし)を用いて織った織物。 淡褐色を帯びて節がある。中国山東省で多く産出。 |
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02 | 自由の大旆をを掲げて進む | たいはい |
①日月と昇竜・降竜を描いた大きい旗。中国で、天子または将軍の用いたもの。 ②旗印とする大きい旗。 |
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03 | 靄迺の声が夜の静寂を破る |
あいだい あいない |
① 舟の艫のきしる音。また、船に棹さす時に掛ける声転じて、船人のうたう歌。船歌。棹歌。 ② 木こりのうたう歌。 |
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04 | 花の下で村醪を酌む | そんろう |
いなかづくりの酒。 | ||
05 | 汨羅の鬼の哭声が聞こえるようだ | べきら |
汨羅の鬼・・・楚の屈原の霊。転じて、水死人のこと。 屈原が汨羅(汨水)に投身して死んだことから。 |
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06 | 牡蠣は柔腴にて滋養分多し | じゅうゆ |
柔らかく、ふくよかなこと。 | ||
07 | 千官鶩列し以て次に就く | ぼくれつ |
あひるのようにならぶ。 朝廷の百官の列。 |
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08 | 瞿然として立ち竦んだ | くぜん |
驚いてきょろきょろするさま。驚いておどおどするさま。恐れるさま。 喜ぶさま。せわしいさま。憂い悲しむさま。 |
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09 | 一介の廝養の身であった | しよう |
①雑用。 ②雑用する召使。 |
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10 | 霈艾の馬を好んで馴らした | はいがい |
①姿の優れてりっぱなさま。 ②馬の性格が荒く跳ね狂うこと、馬が勇み立つこと、又はその馬。 |
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11 | 雨露に潤されて萌櫱が生ずる |
ほうげつ ぼうげつ |
①出たばかりの芽と、ひこばえ。 ②転じて、物事のはじまり。 |
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12 | 自ら釣鼇の客と号した | ちょうごう |
海中の大龜(おおがめ)を釣る、転じて抱負の大きなこと。 |
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13 | 双童簟牀を舁く | てんしょう |
竹のすのこ。 | ||
14 | 甕で醯醢を製する | けいかい |
①酢と、ししびしお。 ②酢であえた塩魚。 |
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15 | 俊彦を求めて後人を啓迪する | けいてき |
教え導く。教導。 | ||
16 | 聖に謨訓有り、明徴定保す | ぼくん |
国家の大計や後世の政治の手本となる教え。 | ||
17 | 状貌崟崟として峨峨たり | ぎんぎん |
高峻高く険しいさま。 また、数の多いさま。 |
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18 | 朝夕皇皇として惟民の餒饉を憂う | だいきん |
飢えて体が衰える。 | ||
19 | 蛙黽の声、啾啾たり | あぼう |
あまがえる。 | ||
20 | 旄倪婦人の琢磨せざる者あり | ぼうげい |
老人と子ども。 |