2023-08-05から1日間の記事一覧
21 間断なく霤の音がする あまだれ 22 復讐の思いが滾ってきた たぎ 23 まだ璞の儘の少年だった あらたま 24 苛暴を禁じて今に訖る いた 25 衵姿の童女が立っていた あこめ 26 逞しい肉叢が汗で光る ししむら 27 堋に据えた的を射る あずち 28 櫺窓から曙光…
01 繭紬の洋傘を差す けんちゅう 経緯(たてよこ)に柞蚕糸(さくさんし)を用いて織った織物。淡褐色を帯びて節がある。中国山東省で多く産出。 02 自由の大旆をを掲げて進む たいはい ①日月と昇竜・降竜を描いた大きい旗。中国で、天子または将軍の用いた…
21 絶えがたい癢さに襲われた かゆ 22 着物の袖口を絎ける く 23 巨大な垤が点在する ありづか 24 蚕が蔟で繭を作る まぶし 25 代々髢屋を生業としている かもじや 26 若手研究者の独創的な学説を詆る そし 27 醜の益荒男なお恋いにけり しこ 28 嫺わざるを…
01 穹窿に雲雀の囀りが響く きゅうりゅう 弓形のように中央が高く周囲が下がっているテント。また、アーチ形の屋根。アーチ形に地上をおおう大空。大きく弓なりに張ったさま。盛んなさま。 02 我が意識は至って明鬯であった めいちょう 明るくのびのびとして…
21 将軍は絳の衣に身を裹んだ あか 22 躪り書きの置き手紙を読んだ にじ 23 梅醬の作り方を伝授される うめびしお 24 車を篷で蔽ってあった とま 25 只只惘れるばかりである あき 26 榧の木に観世音菩薩を彫る かや 27 火を鑽る音が聞こえる き 28 檋をつけ…
01 日昃の労を惜しまない にっしょく にっそく 昼過ぎのころ。午後二時ごろのこと。「仄」は、かたむく意。 02 いつしか肚裡に荊棘を生じた とり 腹のうち。心の中。「肚」は胃の意。 03 坡陀たる白砂の岡阜を眼前にする はだ 起伏があって平らでないさま。…