漢検準一級・一級合格の為のデータブログ

漢検準一級・一級合格の為のデータブログです。

漢字検定1級過去問 2019年度【第2回】 音読み

01 一切の煩悩も渣滓も余さず焼尽する さし
かす。おり。
02 今は建国の縁由を麤述するに止める そじゅつ
あらましを述べる。
03 大貴族の擅権が流血の惨事を呼んだ せんけん
権威をほしいままにすること。
04 詩人の墓碑銘を搨本に採っておく とうほん
木や石、または石碑や器物に刻まれた文字・文様を紙に写しとったもの。
05 駅頭の旗亭に盍簪談論風発する こうしん
友達どうしをよせ集めること。転じて、友達どうしの集合のこと。
「簪」は、髪の毛を集めてとめるかんざし。
06 出陣に臨んで馬絛を締め直す ばとう
馬のはらおび。
「絛」は、組みひも。
07 無人の街衢を獰飆が吹き過ぎる どうひょう
恐ろしい大風。
08 胼胝の労を憚らず老親を養う

へんち

べんち

胼胝の労…非常に辛い苦労をすること。
「胼胝」は皮膚が厚く固くなるたこやひび、あかぎれ
09  巨大な石像を瞻矚して跪坐合掌した せんしょく
仰ぎ見る。ながめること。
10 讖緯の言句を毛筋程も疑わなかった しんい
(「讖」は予言、「緯」は緯書の意)
未来に来るべき兆または吉凶を書きしるした書。
11 竜頭鷁首の舟で伶人が舟楽を奏する

げきす

げきしゅ

竜頭鷁首平安時代、貴人の乗った船。
2隻一対で、1隻は舳に竜の頭、他の1隻は鷁の首の形を彫刻したもの。
12 靦汗しとどに背を濡らす てんかん
はじて汗を流す。
13 開化に内包する弊竇を逸早く洞見した へいとう
弊害のある点。
「竇」は、あな。
14 黝然たる海が孤帆を脅かす ゆうぜん
奥深いさま。深くて暗いこと。窈然。
15 鞭苔百打を与えて之を懲らす べんち
むち。むちで打つこと。
16 行くに臨んで訝る者を啜賺 せったん
巧みにことばをつづる。
内容のともなわないことばでだます。
17 庠序鬱起し遠近の学者雲集星列す しょうじょ
中国古代の学校。
18 嘴喙の甚だ大なる水禽を豢養せり しかい
ともにくちばしの意。
19 諂佞之相扶け讒口之相誉む てんねい
やわらかくみせて、相手にへつらう。
20 我が覃耜を以て載(こと)を南畝に俶(はじ)む

たんし

えんし

鋭いすき。

 

 

 

漢字検定1級過去問 2019年度【第3回】 対義語・類義語

■対義語

 

1 敬信 サイギ 猜疑 ねたみうたがう。
2 断念 ケンレン 眷恋 思い慕う。心に思っていつも忘れない。
3 稀有 ツウズ

通途

通塗

ありふれたこと。通常。
4 駑駘 イッソク 逸足 人や馬の走るのがはやいこと。
ひときわすぐれた才能を持つ人。
5 桑楡 ケイシン 鶏晨 にわとりが夜明けを知らせる。
夜明けのこと。

 

■類義語

 

1 擱坐 コウサ 膠沙 船舶が砂地・浅瀬などに乗り上げること。
2 陥穽 ケントウ 圏套 ①鳥獣を捕らえるわな。
②なわばりのうち。勢力範囲。
3 育英 セイガ 菁莪 多くの人材を育てること。それを楽しむこと。
また、多くの人材。
4 還俗 フクショク 復飾 一度、出家した者が、再び俗人にかえること。
5 妹背 コウレイ 伉儷 配偶。夫婦。つれあい。

 

 

 

漢字検定1級過去問 2019年度【第3回】 熟語音読・一字訓読

1 殪仆 えいふ はたとたおれて死ぬ。
2 れる たお(れる)
3 妝梳

そうそ

しょうそ

化粧をすること。
4 よそお(う)
5 妍蚩 けんし 醜さと美しさと。
6 みにく(い)
7 攤書 たんしょ 書物をひらく。
8 ひら(く)
9 懋遷 ぼうせん 交易につとめはげむ。
「遷」は、物を持ち運ぶ。
10 める つと(める)

 

 

 

漢字検定1級過去問 2019年度【第3回】 語義選択

辱知 じょくち その人と知合いであることの謙譲語。辱交。
見知って頂いていること。
風馬牛 ふうばぎゅう ①発情した馬と牛の牝と牡とは、相手を求めても類が異なるので、互いに全く関わりを持たないということ。
②転じて、互いに全く関係のないこと。
追賁 ついひ 「賁」は飾る意。
死後に供養してその功徳を飾ること。
淅瀝 せきれき ①雨雪や風の音。②落葉の音。③寂しいさま。
惆悵 ちゅうちょう 「惆」「悵」とも、うらむ意。
なげきうらむこと。

 

 

 

漢字検定1級過去問 2019年度【第3回】 書取

01 ロクすっぽ調べもせず犯人扱いする 陸・碌
02 画面をマジロぎもせず凝視する
03 作品をねくり回して台無しにした
04 野鳥の卵を電熱で温め雛をカエ 孵・孚
05 フシクレ立った父の両手に抱かれた 節榑
06 腹部に帯状ホウシンが広がっている 疱疹
07 自由民権運動家が壇上でシシクする 獅子吼
08 家中に継嗣を巡るフンウンが生じた 紛紜
09 繁栄の只中に頽廃がハイタイする 胚胎
10 呆然とチョリツして女を見送った 佇立
11 今年みすみす異郷にキュウカツを易う 裘葛
12 中秋の名月翌夜キボウの月を愛でる 既望
13 聖典ドクジュして深更に及ぶ 読誦
14 ルシャナ仏の坐像を礼拝する 盧舎那
15 暴利を貪る政商にヒッチュウを加える 筆誅
16 両雄相ヒッチュウして決着をみない 匹儔
17 晴れの別なく引き繕う
18 竹のに飯を装って差し上げる
19 到来物のハタハタの干物をあぶる 鱩・鰰
20 雨の降る音までシャクの種になる

 

 

 

漢字検定1級過去問 2019年度【第3回】 訓読み

21 維新政府の命をんで渡欧した ふく
22 曽て一度水をって甘苦を知る すす
23 恒来第にりて当主と議論す いた
24 手足にのある仏が描いてある みずかき
25 徳寡なくして父兄にく棄てられたり とお
26 必ずや貴族たちの胆をぎくれん ひし
27 に矢の当たる音が耳朶に響いた しころ
28 とて神供の直会(なおらい)を群臣に頒かち賜う ひもろぎ
29 細行をまざれば終に大徳を累わす つつし
30 日已にるるも竟に娘来らず

 

 

 

漢字検定1級過去問 2019年度【第3回】 音読み

01 出品された銘柄米に品隲を加える ひんしつ
品質の良し悪しを論じて定めること。品評。
02 秋夜灯を掲げ静坐してを繙く ちつ
唐本、和本を保存するためのおおい。
03 年来簿書案牘の間に汨没していた こつぼつ
しずみかくれること。世に現れなくなること。落ちぶれること。
04 大雨降り来り簷溜乍ち縄を懸くる えんりゅう
軒端(のきば)の雨垂れ。
05 五噫を歌う心のみ深くなりまさる ごい
(後漢の梁鴻が世を嘆いて作った詩の名から。「噫」は嘆く声)
世にいれられないのを嘆くこと。
06 瀰茫千里、大平原を一路西に向かう びぼう
広々としてはてのないこと。
07 朏魄雲間を遊行して西海に入る ひはく
三日月の月光。
08 未だ文字も知らぬ屯蒙の国であった ちゅんもう
① 困難なこと。困難にあって行きなやむこと。
② 物のはじめと物の幼いこと。物が生ずるはじめをいう。
09 初めて見る妖冶な姿の生き物だった ようや
顔かたちが美しく、なまめかしい。
10 漬酒の彦、その数挙げて数うべからず ししゅ
① 酒に漬けること。また、そのもの。
② 酒を多量に飲むこと。酒びたり。
11 軍中飫饒多く人馬皆溢肥す よじょう
たべものが多い、食物のゆたかなこと。
12 裹頭の僧兵数百人上皇に嗷訴す かとう
僧の、頭を袈裟などで包み、目だけを出す装い。
13 厭戦の気満ち交綏の已むなきに至る こうすい
敵味方が疲れて、互いに退陣すること。
「綏」は軍隊がしりぞくこと。
14 たび重なる外征が国帑を疲弊させた こくど
「帑」は、かねぐらの意。国庫の財貨。国財。
15 を吹きて脳を定め死者復び生く きょう
あな。すきま。
16 風化した墓碣が叢中に傾いでいる ぼけつ
「碣」は円形の石。
はかじるしの石。墓石。
17 兄往日の文已だ瑰鑠なり かいしゃく
めずらしくうるわしいこと。
18 爾曷ぞ之を爾の多方に忱裕せざるや しんゆう
まことがあり、ゆるやかなこと。 
19 莞簟無きを媿(は)じ、荊を班(し)き藁を席(し)く かんてん
いむしろと、たかむしろ(竹であんだむしろ)。
20 冕旒其の頭を束し黼黻其の身を拘す

ふふつ

ほふつ

① 天子の礼服のぬいとりの模様。
② 美しい文章のたとえ。

 

 

 


【漢字要覧1級/準1級】
持っておくと何かと便利です! 
 
【漢検 漢字辞典第二版】
辞書を引く癖大事です!
 
【準一級過去問】
過去問は必須です!
 
【準一級二略(上略)】
特におすすめ問題集! 
 
【準一級二略(下略)】
特におすすめ問題集! 
 
【分野別漢検でる順問題集準1級】
頻出語習得におすすめ!