01 ヒッキョウ人知の及ばぬ問題である 畢竟 02 ヘントウセンをいためた 扁桃腺 03 川岸に舟をモヤう 舫 04 巨大なインセキの落下した跡がある 隕（殞）石 05 矯めつスガめつ壺を眺めた 眇 06 少なからざるヒボウ中傷を受けた 誹謗 07 孫の代までタタると謂う…

01 ヒョウキンな仕草が笑いを誘った 剽軽 02 本草学のキコウボンを古書店で手に入れた 希（稀）覯本 03 藪の中からウメき声が聞こえる 呻 04 ケイラ隊を増強して防犯に努める 警邏 05 次第に感覚がマヒしてきた 麻（痲）痺 06 着古して衣服の色がサめた 褪 0…

01 昔から自己トウカイの癖がある 韜晦 02 梅雨時になると古傷がウズく 疼 03 激しくテキガイシンを燃やす 敵愾心 04 斯界のキシュクと仰がれる大先達だ 耆宿 05 家運が傾きカてて加えて病人が出る 搗・糅 06 戦乱で都はカイジンに帰した 灰燼 07 タケヒゴを…

01 ニベもなく断れらた 鮸（鰾）膠 02 旧友の客死にバンコクの涙を注ぐ 万斛 03 息子をカタった詐欺行為が頻発する 騙 04 母の気持ちをソンタクする 忖度 05 逃走をホウジョし従犯とされた 幇助 06 前社長が名誉顧問にスイバンされた 推挽（輓） 07 二人の間…

01 イチルの望みを手紙に託した 一縷 02 雨水をロカして飲料水にする 濾過 03 鍬を持つ手がフシクレ立っている 節榑 04 久し振りに先生のケイガイに接した 謦咳 05 夜風が優しく頬をクスグる 擽 06 心配はキユウに終わった 杞憂 07 鍬形をソビやかした武者人…

01 元旦に家族皆でトソを祝う 屠蘇 02 チーズの熟成にアオカビを利用する 青黴 03 大会はモクショウの間に迫った 目睫 04 二人の視線がカち合った 搗 05 よく冷えたアンミツが涼味を呼ぶ 餡蜜 06 故人の俤をハンスウして画帳に描いた 反芻 07 絶壁をクり貫い…