| 01 | 降らず照らず油コボさず | 零・溢 | 豊作であるということ。 すべてが好調であるさまのたとえ。 |
| 02 | アコギが浦に引く網 | 阿漕 | 人知れず行う隠し事も、たびたび行えば広く人に知れてしまうことのたとえ。 |
| 03 | ヤスリと薬の飲み違い | 鑢 | 一見すると似ているが、実際はまったく異なることのたとえ。 |
| 04 | 菩提即ネハン | 涅槃 | 悟った仏智(ぶっち)から見れば、生死の迷いの境界そのままが、不生不滅の涅槃の境界であるということ。 |
| 05 | キビに付す | 驥尾 | すぐれた人に従って行けば、何かはなしとげられる。先達を見習って行動することを、へりくだった気持ちでいう言葉。 |
| 06 | ホゾをかむ | 臍 | 自分の臍(へそ)を噛もうとしても届かないように、後で悔やんでも及ばないことをいう。 |
| 07 | イツボウの争い | 鷸蚌 | 利益をめぐって両者が争っている間に、第三者に利益を横取りされて共倒れに終わってしまう愚かさのたとえ。 |
| 08 | 病コウコウに入る | 膏肓 | 病気が重くなって、治る見込みがなくなること。 転じて、あるものごとに極端に熱中して、手のつけられないほどになることのたとえ。 |
| 09 | トショウの人何ぞ算うるに足らんや | 斗筲 | こせこせした器量の狭い人を喩えた言葉。 人として論ずるに足らない人のこと。 |
| 10 | ランジャの室に入る者はおのずから香ばし | 蘭麝 | よい環境にいてよい友人と交われば、自然に感化されて自分の身も正しくなるということのたとえ。 |
