01 | チチュが網を張りて鳳凰を待つ | 蜘蛛 | 力のないものが強大なものに立ち向かう。はかない抵抗のたとえ。とうてい太刀打ちできないことのたとえ。 |
02 | 耳にタコができる | 胼胝 | 同じことをうんざりするほど何度も聞かされて参った、といった意味の表現。 |
03 | ショウチ本来定主なし | 勝地 | すばらしい景色にはきまった持ち主などないのであるから、好きなだけ眺めて楽しめばよい。 |
04 | フンケイの交わり | 刎頸 | 相手のためなら首を切られて死んでも後悔しないほどの親密な交際。 |
05 | 立てばシャクヤク座れば牡丹 | 芍薬 | 美しい女性の容姿や立ち居振る舞いを花にたとえて形容する言葉。 |
06 | 九仞の功をイッキに虧く | 一簣 | 高い山を築くのに、最後のもっこ1杯の土が足りないために完成しない。 長い間の努力も最後の少しの過失からだめになってしまうことのたとえ。 |
07 | 他人のセンキを頭痛に病む | 疝・疝気 | 自分に関係のないことで余計な心配をすることのたとえ。 |
08 | トソウの人何ぞ算うるに足らんや | 斗筲 | こせこせした器量の狭い人を喩えた言葉。 人として論ずるに足らない人のこと。 |
09 | リリョウ頷下の珠 | 驪竜 | 黒色の竜のあごの下にある珠。危険を冒さなくては手に入れることのできない貴重なもののたとえ。 |
10 | ホウロク千に槌一つ | 焙(炮)烙 | つまらぬ者がいくら集まっても、一人の優れた者にはかなわないということのたとえ。焙烙はどんなにたくさんあっても、槌一つで全部割られてしまうという意から。 |