01 | ロウを得て蜀を望む | 隴 | 一つの望みを遂げて、さらにその上を望むことのたとえ。 欲望には限りがないことのたとえ。 |
02 | 大旱のウンゲイを望むがごとし | 雲霓 | 日照り続きに待ち望む、雨の前触れである雲や虹。 ひどく待ち焦がれている物事のたとえ。 |
03 | 藁にもスガる思い | 縋・攀 | せっぱつまったときには、頼りにならないものでも頼りにすることのたとえ。 |
04 | 一髪センキンを引く | 千鈞 | ひとすじの細い髪の毛で千鈞の重さのものを引く。 非常に危険なことをするたとえ。 |
05 | アザミの花も一盛り | 薊 | 器量のよくない女性であっても、年頃になるとそれなりの魅力や色気が出るものだというたとえ。 |
06 | 川淵深くしてギョベツ之に帰す | 魚鼈 | 有徳の君主の下には、有能な臣下や多くの人民が自然に集まってくるのたとえ。 |
07 | アウンの呼吸 | 阿吽 | 二人以上で一緒に物事を行うときの、互いの微妙な気持ち。 また、それが一致すること。 |
08 | 福はマナジリに盈たず、禍いは世に溢る | 眥・睚 | 幸福は見落とすほどに少ないが、災いは世にあふれるほど多い。 |
09 | 管を以て天を窺い、レイを以て海を測る | 蠡 | 見聞や思考の範囲の狭い小知で大知をはかることのたとえ。 |
10 | シモク大なれど視ること鼠に若かず | 鴟目 | フクロウの目は大きいが視力は目の小さい鼠にもかなわない、ということから 大きいものでも小さいものに及ばないことがあるというたとえ。 |