01 | ヤスリと薬の飲み違い | 鑢 | 一見すると似ているが、実際はまったく異なることのたとえ。 |
02 | 煤掃きのコメビツ | 米櫃 | 隅におけない、というしゃれ。 ふだん隅におかれている米びつも、 すす掃きのときには、引きだして掃除することから言う。 |
03 | 命を知ものはガンショウの下に立たず | 巌牆 | 天命を重んずる人は、今にも崩れそうな危険な崖の下に立たないものだ。 |
04 | シモク大なれど視ること鼠に若かず | 鴟目 | フクロウの目は大きいが視力は目の小さい鼠にもかなわない、ということから 大きいものでも小さいものに及ばないことがあるというたとえ。 |
05 | 狂瀾をキトウに廻らす | 既倒 | うずまく大波をささえてもとに押し返すの意から) 勢力のおとろえたのを挽回する。 |
06 | 親父の夜歩き、息子のカンキン | 看経 | お経を読むこと。父親が夜遊びをして、そのいっぽう息子がお経を読み仏門に身を寄せるということ。世間一般の常識とかけ離れ、逆であるもののたとえ。 |
07 | 大旱のウンゲイを望むがごとし | 雲霓 | 日照り続きに待ち望む、雨の前触れである雲や虹。 ひどく待ち焦がれている物事のたとえ。 |
08 | 一髪センキンを引く | 千鈞 | ひとすじの細い髪の毛で千鈞の重さのものを引く。 非常に危険なことをするたとえ。 |
09 | カンポウの交わり | 管鮑 | お互いに理解しあっていて、自分たちの立場が変わっても壊れることのない友情。 |
10 | オンザの初物 | 穏座 | 穏座とは、正式の宴会のあとにやる略式の宴会。そこから旬を過ぎたものが初物と同じように珍重されること。 |