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漢字検定1級過去問 平成19年度【第2回】 四字熟語

01 こうりょう いっすい 黄粱 人の世界での繁栄は儚いということのたとえ。または、人の人生が儚いことのたとえ。「黄粱」は粟の一種のおおあわ。「一炊」は粟のかゆを炊く時間。
粟のかゆを炊く間の短い時間という意味から。唐の盧生という人が、旅の途中の邯鄲の町で、道士から出世が叶うという枕を借りて寝ると、出世して財力や権力を手に入れる夢を見た。目が覚めると、宿の主人に頼んでいた、粟のかゆが出来上がっていないほどのわずかな時間しか過ぎていなかったという故事から。
( ? )一炊
02 きんおう むけつ 金甌 何一つ欠けていることがない、完璧なこと。
または、一度も侵略されたことがない国のたとえ。
「金甌」は黄金で出来た瓶のことで、国や天子のたとえ。
全く欠けていない黄金の瓶ということから。
( ? )無欠
03 さくへき とうこう 鑿壁 貧しい生活をしながら勉学に励むこと。苦学のたとえ。
「鑿」は穴を開けること。「偸」は盗むこと。
壁に穴を開けて隣の家の光を盗み、盗んだ光で勉強をするということから。
前漢にいた匡衡は貧しく、灯火の油を買うことができず、壁に穴を開け、隣家の明かりを盗んで勉学に励んだという故事から。
( ? )偸光
04 とせつ だこう 斗折 川や道が曲がりくねっていて長く続いている様子。
「斗折」の「斗」は星座の北斗七星のことで、北斗七星のように折れ曲がっている様子。
「蛇行」は蛇がくねって移動するように、曲がりくねっている様子。
( ? )蛇行
05 おうが らいりん 枉駕 訪問を歓迎する敬語表現。
「枉駕」は進路を変えてわざわざ立ち寄ること。
「来臨」は来客があることの敬語表現。
( ? )来臨
06 ひつりょく こうてい 扛鼎 勢いがあって力強い文章のこと。「筆力」は文章の勢いや筆遣い。「扛鼎」は食べ物を煮るために使う青銅の器を持ち上げること。青銅で出来た重い器を持ち上げるほど、筆力が強いという意味から。
筆力( ? )
07 こうふう せいげつ 霽月 心に不信や不満がなく、さっぱりと澄み切っていることのたとえ。
「光風」は太陽の光の中を吹き抜ける爽やかな風のこと。
「霽月」は雨上がりの澄んだ空に浮かぶ月のこと。
光風( ? )
08 とうり せいけい 成蹊 徳がある人物には、その人を慕って自然と人が集まるということ。「蹊」は狭い道、小道。
桃やすももの花は美しく、実はおいしいために自然と人が集まり、道が出来るということから。
桃李( ? )
09 にくざん ほりん 脯林 とても贅沢で豪勢な宴会のこと。
「肉山」は積み上げた生肉の山。
「脯林」は林のように多くの干し肉が吊るされていること。
肉山( ? )
10 かくりつ きちょ 企佇 心の底から待ち望むこと。
「企」は足のかかとを上げて、つま先で立つこと。
「佇」は待ち望むこと。
鶴が首を伸ばしてつま先で立つ姿を、人や物を待ち望んでいる様子にたとえたもの。
「鶴企」と略して使うこともある言葉。
鶴立( ? )

 

 

 


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