01 | なんえん ほくてつ | 南轅 | 意志と行動が矛盾していることのたとえ。 「轅」は前進する方向に向けられるかじ棒のこと。 「轍」は車輪の跡のこと。 かじ棒は南を向いているにもかかわらず、車輪の跡は北向きに付いているという意味から。 |
( ? )北轍 | |||
02 | しんいん ひょうびょう | 神韻 | 芸術作品にある、表現できないほどのすぐれた趣のこと。 「神韻」は神業のようなすぐれた趣のこと。 「縹渺」はかすかではっきりとしない様子。 |
( ? )縹渺 | |||
03 | はつらん はんせい | 撥乱 | 乱世を治めて世の中を平和な世界にすること。 「撥乱」は乱世を治めること。 「反正」は乱世になる前の平和な世に戻すこと。 |
( ? )反正 | |||
04 | ちょうこう すいかい | 懲羹 | 一度失敗したことに嫌になり、不必要なまでに注意すること。「羹」は熱い汁物。 「膾」は生肉を酢につけたあえもの。 熱い汁で火傷をしたことに懲りて、冷たい料理にも息を吹きかけて冷ますという意味から。 |
( ? )吹膾 | |||
05 | しま おくそく | 揣摩 | 根拠もなしに、あれやこれやといい加減な推測をすること。 「揣摩」は推測すること。 「臆測」はでたらめな推測のこと。 |
( ? )臆測 | |||
06 | すいほ まんさん | 蹣跚 | 酒に酔って足元が定まらずにふらつくこと。 「酔歩」は酒に酔って歩くときの足取り。 「蹣跚」はふらつきながら歩くこと。 |
酔歩( ? ) | |||
07 | ごうか けんらん | 絢爛 | 目がくらむほど美しく、贅沢で煌びやかな様子。 「豪華」は華やかで贅沢、「絢爛」は目がくらむほど美しいという意味。 |
豪華( ? ) | |||
08 | ぞくれい かつう | 括羽 | 現状に満足せず、学識に磨きをかけて、さらにすぐれた人材になること。「鏃礪」は矢の先にやじりをつけて、それを研いで鋭くすること。「括」は弦を受ける矢の部分、矢筈。「羽」は矢羽。 竹にやじりや矢筈、矢羽をつけて矢を作るという意味から。 |
鏃礪( ? ) | |||
09 | すいきん せんぎょく | 饌玉 | とてもぜいたくなごちそうのこと。または、心のこもったもてなしに感謝していう言葉。 金を炊いて、宝玉を膳に並べるという意味。 |
炊金( ? ) | |||
10 | けんこん いってき | 一擲 | 自身の運命を賭けて、運まかせの大博打をすること。 「乾坤」は天と地のこと。 「一擲」は賽子(サイコロ)を一回振ること。 天地の命運を賭けて、賽子を一回振るという意味から。 |
乾坤( ? ) |