2023-09-01から1日間の記事一覧
21 持ち前の冒険心が滾ってきた たぎ 22 無数の虫が茎の表面を裹み覆っていた つつ 23 心に蟠りがあり執筆が捗らない わだかま 24 機を織る筬の音が響いた おさ 25 鮠の群れが涼しげに川底を行き来した はや はえ 26 神社の参道に幟が林立している のぼり 27…
01 盆栽が一掬の風流を醸し出している いっきく 両手でひとすくいすること。また、その程度の水、量。ひとすくい。 02 あの大学者は僻陬の地に育った へきすう へんぴな土地。僻地。「陬」は隅の意。 03 嫋嫋たる秋草を画布全面に描く じょうじょう ①なよな…
21 日を重ね月を踰え遠国まで旅を続けた こ 22 藤蔓を箍とした桶を使っていた たが 23 苦境から軈て抜け出ることができよう やが 24 欅や楢や櫟の疎林を散策した けやき 25 賞讃の声を吝しむものではない お 26 会員達は一齣議論を交わした ひとくさり 27 書…
01 縷説するまでもなく明らかなことだ るせつ こまごまと説くこと。 02 鼕鼕と太鼓が鳴り渡った とうとう ①鼓の音。太鼓の音。②波の音。 03 巫覡の託宣に従う ふげき みこかんなぎ。「巫」は女のみこ。「覡」は男のみこ。 04 昔の日記を篋底に秘する きょうてい …
21 針金を円く綰ねて両端を縒り合わせる わが 22 腥い風が戦場を吹き過ぎる なまぐさ 23 白布を川の流れに醂す さわ 24 楓に鶸色の若葉が萌え出た ひわいろ 25 木橋を毀ち鉄橋を架けた こぼ 26 逞しい肉叢が汗で光っている ししむら 27 篩った黄粉を餅に付け…
01 擣衣の音が旅愁を誘う とうい 砧(きぬた)で衣をうつこと。 02 清水が潺湲と流れる せんかん せんえん ①さらさらと流れるさま。また、流れる水の音。②涙がはらはらと流れるさま。 03 珍しいお香を数炷焚いて聞き比べた すうしゅ 幾度か香(こう)や線香を…